生体適合に優れる医療用コンパウンド「ゼラス™ AMP」をCOMPAMED2022初展示
三菱ケミカル株式会社
三菱ケミカル株式会社は、生体適合性に優れる医療用樹脂コンパウンド「ゼラス™ AMP」を、2022年11月14日からドイツのデュッセルドルフで開催される国際医療機器技術・部品展COMPAMED 2022[別窓表示]に出展します。
高分子材料は様々な医療機器、医薬品包装に使用されていますが、生体物質を吸着しやすく異物反応が起こることが課題とされています。
ゼラス™ AMPはPVC、TPU、TPE等の各種高分子材料をベース樹脂に選定することが出来、押出成形や射出成形等などの従来成形手法を用いて、生体適合性に優れる樹脂表面の形成が可能となります。これまで、樹脂表面に生体適合性を付与するためには、樹脂成型品に専用のコーティングを施す必要がありましたが、ゼラス™ AMPは、コーティングレスで生体適合性に優れた表面形成が可能となるため、工程コストを低減でき、より多くの患者さんに提供できる可能性を秘めています。
当社は、COMPAMEDでの出展を通じて、医療用樹脂コンパウンド開発品「ゼラス™ AMP」の医療機器メーカーへのサンプル出荷を開始いたします。
三菱ケミカルグループは、2021年12月1日に発表した新経営方針「Forging the future」においてヘルスケア&ライフサイエンスを重要戦略市場の1つに位置付けております。
三菱ケミカルの保有する高分子重合、コンパウンド技術により、医療を必要とする患者さまのQOL(Quality of Life)向上、臨床課題の解決に向けた材料ソリューションを提供し続けることで、当社グループ製品のさらなる普及と事業の発展をめざします。
九州大学先導物質化学研究所 ソフトマテリアル部門 ソフトマテリアル学際化学分野 田中賢教授 評価ご協力
出展情報
COMPAMED2022 ドイツ デュッセルドルフ
Mitsubishi Chemical Europe GmbHブース内
Hall 8a / N01[別窓表示]
期間:2022年11月14-17日