目標 8

関連するSDGs
目標 8. 包摂的かつ持続可能な経済成長、雇用とディーセント・ワーク

生き残りへの危機感から改革へ

三菱ケミカルは、2019年春より新たな人事制度改革に着手しました。会社を取り巻く環境の変化、また働き手の考え方の変化を受け、会社も従業員も変わらなければ生き残ることができないという危機感からの改革です。現行の人事制度が従業員のチャレンジやイノベーションに向けた取り組みを支援できているか、魅力的な職を提供できているか、多様な価値観を受け入れる仕組みや環境が整備されているか。こうした問題意識を当社の成長につなげるべく、プロジェクトをスタートさせました。
過去の制度にとらわれることなく、あるべき姿に立ち返って新たな制度を検討した結果による本改革が、会社のありたい姿につながると考えています。

会社と従業員がともに成長する人事制度改革

本改革のキーワードは、「主体的なキャリア形成」「透明性のある処遇・報酬」「多様性への促進と支援」です。
「主体的なキャリア形成」は、従業員が望むキャリア形成を制度で支援します。成長支援拡充のため面談回数を高頻度化するとともに、上司と部下1対1の面談を取り入れました(2020年7月導入)。また異動は公募を主体とし、勤務地についても一定の配慮を行う仕組みを設けました(2020年10月導入)。どのようにキャリアを積んでいきたいのか、どのようなサポートが必要かなどを互いに理解し、各自のキャリア形成を上司との対話から促進します。
「透明性のある処遇・報酬」は、職務や成果による給与・賞与体系で、なおかつ市場水準に見合った報酬とします。さらにこれまでは各々の事情により、福利厚生の手当や補助が支給されてきましたが、そこから属性を取り除き、福利厚生は一律の考え方を取り入れます(2021年4月導入予定)。
「多様性への促進と支援」では、属性の一つである年齢に関係なく働けるように、定年年齢を65歳まで延長します。また「主体的なキャリア形成」と連携させ、上司が部下の挑戦と成長を支援できるよう、上司が部下に対して一方的に指導する体制を見直し、上司が部下に寄り添って話を聞く、一人ひとり価値観が違うことを認識し合い、互いを尊重することを推進していきます。

KAITEKIを実現するために
人事制度改革の全体像

KAITEKIを実現する文化醸成をめざす

今日のように変化が激しい環境のもとでも、従業員一人ひとりが新たなチャレンジに挑み、創造性を発揮していくことで、会社の成長につなげられると考えています。また多様な人材から選ばれる会社になるためには、会社と従業員が互いに選び、活かしあう関係を構築して、ともに成長していく文化を形成することが重要です。それを実現する起点となるのがこの人事制度改革であり、KAITEKI実現という共通のゴールに向かい、人事制度という土台を整えることで、各々の専門分野における能力や強みを十分に活かすことをめざします。
すべての施策がスタートした時点(2021年4月予定)で初めてこの人事制度が本格稼働し、そこから効果が表れてくると考えています。またこの改革は全社プロジェクトであり、すべての従業員がこの制度を理解し活用するためには、上司と部下をはじめ部署内、部署間が常日頃からしっかりとコミュニケーションを取ることが必要です。それにより互いに認め合う多様性という価値観を高め、KAITEKIを実現する文化を醸成していきます。