基本方針

三菱ケミカルは、私たちのビジョンであるKAITEKI実現をめざし、多様な価値観を理解して自ら課題を見つけ、周囲を巻き込みながら挑戦し続ける人材の獲得と定着、適正配置を図っていきます。

採用

三菱ケミカルは、18歳未満者は採用せず、公正で差別のない採用選考を行っています。
具体的には面接を含む採用選考過程において、国籍・宗教・性別・性自認・性的指向・障がいの有無・妊娠の有無など、応募者の適性・能力と関連のない事項を質問・確認することがないのはもちろん、そうした観点から採否の判断をすることがないよう、面接官トレーニングの実施等による選考関係者へ理解促進を含め、人権尊重のスタンスを徹底しています。
新卒採用においては、オンラインによる説明会や面談の実施・秋季入社受入等、居住地・卒業時期に依らない公平な機会を提供しています。また、大学単位認定可能なインターンシッププログラムの提供・奨学金制度を通じ、次世代人材に対する就業体験機会の提供・育成・研究活動支援を行っています。
一方、他社経験・専門知識を有する人材を獲得するため、キャリア採用にも力を入れています。さまざまなバックグラウンド・価値観をもつ人材の採用により、一層の多様性、事業推進を図っていきます。

適正配置および人材育成

適正配置および人材育成については、事業環境の変化やグローバル化に対応したグループ全体での最適配置を実現するとともに、従業員の自律的な成長を促すことをめざしています。
三菱ケミカルは経営の基本方針の中で「人を活かす経営」を掲げており、「すべてのグループ員が意欲的、自発的、主体的に仕事に取り組み、一人ひとりの能力が最大限発揮されるよう、またダイバーシティを推進し人材の多様さを強みにする経営を行う」こととしています。従業員一人ひとりがキャリアについて自律的に考え、職業人生が長期化するなか、個々人がさまざまな環境変化に柔軟に対応し、やりがいをもって仕事に取り組めるよう、キャリア形成支援を積極的に行っています。
キャリア形成支援施策の一つとして、「キャリアデザイン面談」を実施しています。これは、上司と本人が現状と成長に向けた今後の取り組みについて、中長期的な観点で話し合い、従業員の自律的な成長へとつなげることを目的としたものです。一人ひとりの従業員が何を強みとし、その強みをどのように伸ばし、発揮していくのか、結果としてどのような社会貢献につながるのかを自らが考えるとともに、一人ひとりの強みの発揮や強化を計画的に検討していくことで、企業としての成長も図っていきます。
また、これらの取り組みが評価され、厚生労働省主催のグッドキャリア企業アワード2019において「イノベーション賞」を受賞しました。

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海外を含めた三菱ケミカルとそのグループ会社全体では、それぞれのリージョン1で活躍することが期待される人材と、三菱ケミカルとそのグループ会社の次世代経営者候補人材の適正配置と育成に取り組んでいます。
まず、それぞれのリージョンで活躍することが期待される人材については、2017年4月より新設した地域統括会社の責任のもと、リージョン内での計画的な人材育成と配置に取り組んでいます。一方、次世代経営者については、地域統括会社と共同でグローバルに一元管理すべき重要ポジションを確定し、そのサクセッションプランを整備するとともに、当該ポジションに将来就任することが期待される経営人材候補の配置などのモニタリングを行っています。
これらを適切に運用していくために全社人材委員会を定期開催し、海外を含めた三菱ケミカルとそのグループ会社全体でより計画的、効果的な人材育成と配置を実施できるように取り組んでいます。

  • 1三菱ケミカルとそのグループ会社がグローバル展開する単位として制定している、世界4極(南北アメリカ、欧州・中東・アフリカ、ASEAN・インド・オーストラリア、中国・香港)の各ブロックのこと。

人材育成体系の考え方

三菱ケミカルは、従業員の成長の基本はOJT(On-the-Job Training)といわれる「仕事や職場での実際の職務経験を通じた学び」にあると考えています。OJTでは、従業員が日々の業務の中から課題を見いだし、周りのサポートを得ながら解決していくプロセスを通じ、一人ひとりが自律的に成長していくことが期待されます。
このプロセスをサポート、強化するため、従業員が自らのキャリアを自律的にデザインしていくための施策を導入するとともに、期待される役割を従業員が果たしていけるよう職場を離れて実施する人材育成プログラム(Off-the-Job Training)も展開しています。
また、業務遂行に不可欠なスキル習得など従業員一人ひとりが能力開発に取り組む「個の強化」、組織としてのエンゲージメントを高める「組織の強化」を両輪として自発的に学び、いきいきと働くことができるWin-Winの関係をめざし、人材育成・組織開発の側面から支援しています。
なお、人材育成に関する取り組みは人事部門のみならず、各事業部門においても独自の特性に合わせた施策が行われています。たとえば技術部門においては部門内プロジェクトにより教育・研修の均一化による「幅広く活躍できる技術者」「安全のプロ」の育成をめざしています。これら各事業部門の取り組みが網羅的に全社の人材育成を支えています。

一方、三菱ケミカルグループ社(MCG社)は、役員層を対象とする「グループ新任役員研修」などのプログラムを主催しており、三菱ケミカルとそのグループ会社からも受講者を積極的に派遣し、MCGグループの中で切磋琢磨する場を提供しています。

グローバル経営人材の育成

三菱ケミカルとそのグループ会社は、マネジメント体制のグローバル化を強力に進めており、グローバル経営を担う人材の育成を促進するため、国内外で各種の研修やプログラムを実施しています。
グローバル経営人材の育成には、グローバルマインドの醸成とグローバル体験が重要だと考えており、国内でのグローバルマインドを醸成するプログラムに加え、海外拠点に人材を派遣するプログラムを提供しています。従業員一人ひとりのレベルに応じたグローバル体験の機会を提供することで、グローバル経営人材の育成を図っています。
また、海外拠点に勤務するグループ会社従業員が1年程度日本で勤務するプログラム「Experience JAPAN」を2019年4月より開始しました。このプログラムでは、海外拠点の従業員が日本での仕事経験を通して、日本文化、日本企業の特質や三菱ケミカルについて学ぶとともに、日本の従業員との相互理解を促進し、三菱ケミカルとそのグループ会社としての一体感を醸成していきます。