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OUR DREAM

プラスチックで、
持続可能な社会を実現する。

研究開発

化学系専攻
2009年入社

K.Inoue

大学院ではプラスチックに関する基礎研究を行っていたので、研究室で学んだ基礎研究の知識を身の回りのプラスチック製品に生かした仕事がしたいと考え、企業での研究職を選択。三菱ケミカル入社後はプラスチックで最高レベルのガスバリア性を有し、主に食品包装材料に使用されるソアノールの研究開発を担当。中国での研究開発・技術サービス等も経験している。

01

いいものは、
お客様との対話から生まれる。

パックのごはん、カップゼリー、マヨネーズボトルや、チーズのフィルムも。これら食品のパッケージングに使われている酸素を通しにくい特殊なプラスチック「ソアノール」が、私の研究対象です。ただし、ただ製品づくりに取り組むだけではなく、国内外での技術サービスも自らやっています。研究開発も技術サービスも両方を行うのは、お客様の状況やほしいものを直接知らなければ、いいものはつくれないと考えているからです。国や地域によって気温や湿度は異なり、ライフスタイルも違う。食文化もバラバラ。人の口に入るものを包むパッケージングであるため、製品が使用される環境・状況を直接ヒアリングし、使い方を提案していくことが重要だと考えています。研究室で実験を行う日もあれば、お客様先で議論を重ねる日もあるのが、私の考える研究職の姿です。

OUR
DREAM

02

環境のために共存を考え、
前に進もう。

環境配慮のために、本当にプラスチックはなくしていくべきなのか。私たちは、改めて考えていきたいと思います。プラスチックをなくせば、プラスチックによって可能になっていたことが、またできなくなってしまう。私たちの生活は、今まで通りではいられないかもしれません。プラスチックをなくそうとするだけでは、前には進めないのです。「プラスチックとの共存を考える」、そして「プラスチックのよりよい活かし方を考える」。これらが、化学の視点なのではないでしょうか。共存できるプラスチックとは、いまのところ2種類のものが考えられています。ひとつが、リサイクルして何度も使えるもの。もうひとつが、土に還るもの。これまでのイメージと違うプラスチックは、もう世の中に出回り始めている。そのことをもっと知り、考えてほしいのです。

03

プラスチックは、
フードロス問題に貢献できる。

具体的に、我々が取り組んでいることのひとつが、フードロス問題への貢献。ここに、パッケージングのプラスチックが役立てるのです。スーパーには、消費期限の長い食品が多く見られます。どうやって長期間保存を可能にしているのか、不思議に思ったことはありませんか? 長い消費期限の秘密は、酸素を通さないパッケージ。多いものでは10層近くのプラスチック素材を重ねることで、食品本来の味を損ねず安全に保存することを可能にしています。この技術を国内外で、さらに成長させていけたら、どうでしょう。より保存期間を長くすることができれば、賞味期限切れによって廃棄処分される食品を減らすことができます。なくすべきものだと思われていたプラスチックが、じつは他の社会課題に貢献する。そんな未来もさほど遠くないのかもしれません。

MESSAGE

社会を身近に感じる、研究職。

研究職を志す人にとって、大学での研究か企業での研究かは、悩ましい選択かもしれません。私はこの問題に関して、こんなふうに考えてみました。ひとつのことを徹底的に研究していきたいなら大学での研究。もう少し広い視野で、身の回りの生活に携わっていきたいなら、企業の研究。どうやら私は後者の方が向いていたよう。身近なものから日常的に、仕事の成果を感じています。

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