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OUR DREAM

空想だった未来を、
新しい物質で実現する。

研究開発

化学系専攻
2011年入社

T.Okabe

図画工作が好きで、家にある百科事典は片っ端から読む子ども時代を過ごす。小学生のときには文化祭でガラポンを自作し、吹奏楽部時代は「楽器の仕組みってなんだか理系っぽい!」と、当時から現在と考え方や興味が一貫。高校生で理科系科目へいっそう興味を持つようになり、化学の道へ。

01

次に活かすための、
トラブル解決。

私の担当している分析物性の業務とは、主には、他の部署や部門でトラブルが起こった際に力を発揮します。たとえば「製造中の製品に黒い斑点が発生した」と相談があれば、その斑点がどのような物質や分子構造で、どんな過程で発生してしまったのか、どういった対策が考えられるかなど、トラブルの解決に向けた調査・報告を行います。もちろん、都度トラブルに対処するだけが仕事ではありません。その調査結果をその後どんなふうに活かしていけるかが、とても重要。わかりやすく記録を残すこと、あるいは、技術開発部門と一緒に検討すること。知見をストックしていくのも、私たちが行うべき大切な仕事です。

OUR
DREAM

02

化学の姿勢とは、
結果を未来へつないでいくこと。

記録や知見をストックしていくことが大切なのは、すべての分析や調査は、次へつないでいかなければ意味がないからです。闇雲にあれこれと試して、うまく行ったら終わり。これでは、役割を達成できたことにはなりません。成功した事例だけでなく、失敗した事例を丁寧に残しておく。そうすることで、その結果は次の誰かが、あるいは未来の自分が、活かせるものになるかもしれないのです。
私は小さい頃から図画工作が好きで、ものづくりの世界へ興味を持ち始めました。自分で考えながら、工夫をするのが好きだったのです。その面白さは今でもたしかに思い出せますが、「ひとりで・その場で」行う工作のようなものづくりは、「みんなで・次につなぐため」に行ういまの仕事とは異なるものだと感じています。自分の仕事を、また別の誰かが役立てられるように。そのときは失敗しても、研究開発を重ねて多くの人の視点で違う形の成功を導けるように。それが、化学と向き合う上で重要な姿勢なのだと考えるようになってきました。

03

想像上の装置が、
化学の力で現実になる。

化学とは、学問のなかで唯一新しい物質を発見したり生み出したりできるものだと、私はとらえています。新しい物質ができれば、新しい製品ができて、製品が人々の生活を変え、そして社会が変わっていく。やがて大きな変化を生み出す、その一端を担う仕事を私たちはしているのだと思います。その昔、地上と宇宙を結ぶ「軌道エレベーター」というものが話題となりました。当時は無理だと思われた、想像上のものだったと思います。しかし、そんな軌道エレベーターも、いまや実現に向け真剣に議論がなされている。「ケーブルには炭素材料が活かせそうだ」なんて、具体的な話まで出てくるようになりました。かつては遠い未来だと思われていた装置や道具が、少しずつ具体的になっていく様には、やはり化学の力を信じたくなるものがあります。夢のような技術でも、これまでなかった物質や素材があれば、可能になるかもしれない。いまの研究や技術を、未来へつないでいくのが、私たちの希望です。

MESSAGE

自分のやりたいことを、自分で知ろう。

自分はどんな仕事をしたいだろうか、とじっくり考えてみてください。就職活動の際は、そのやりたい仕事をやれる会社かどうかが重要になります。もちろん最初から希望がすべて叶うとは限りませんが、やりたい想いを尊重してくれるか、チャンスがあるか。未来に期待できそうな会社に入社してみるのが、いいのではないでしょうか。

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