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OUR DREAM

プラスチックと同じように
現場の未知を解き明かす。

生産技術

化学工学系専攻
2010年入社

E.Takeda

大学では樹脂製品の生産プロセスに関するシミュレーション研究を行っており、知識と技術を活かす形で三菱ケミカルへ入社。流動解析や構造解析などの手法を用いて、プラスチック製品をよりよく生産するための条件検討・装置設計などを行っている。

01

自然界の不思議もすべて、
計算で説明できる。

小さい頃は、川で釣りをして遊ぶような子どもでした。成長して、物理や数学に興味を持つようになって。数値流体力学などをやってみるとわかるのです。昔見ていた川の流れは、すべて計算で説明できるのだと。自然界を計算で解き明かせるなんて、すごく面白いことだと思いませんか。その瞬間に得られる、これだ!わかった!という感覚が、現在の仕事の面白さにもつながっているのかもしれません。川の流れはすぐ理解できたものの、私が仕事で扱っているプラスチックは、世の中ではまだまだ未知のものとされています。わからないからこそわかりたくなるのが、この仕事です。どれくらいの温度で製造するのが、最も高い品質に仕上がるのか。押出機や口金の形は、もっと調整した方がいいだろうか。解析技術を用いながら革新的な成形加工技術を探し続けるのが、生産技術の役割なのだと思います。

OUR
DREAM

02

知識は、勉強すればすぐ。
現場は、知るだけで10年。

私たちの仕事は10年経って、ようやく一人前だと言われます。加えて、ひとりで成長するのではなくみんなで成長していくものだ、とも。入社11年目を迎えた私はようやく、1人前になるまで10年もかかる理由がわかってきました。基礎研究に関してなら、化学や物理の知識を勉強すれば、スペシャリストにはすぐなれる。しかし生産技術に求められるのは基礎研究に詳しい人ではなく、よりよい製造方法を考えていく人です。だから現場にいて、現場のことを丁寧に知らなければものづくりはできません。実際に設備を動かす人は、自分とまったく異なる視点での課題を抱えているかもしれない。わざわざ言うまでもないと思っていたことが、じつは重宝されるアドバイスかもしれない。現場のスペシャリストになるのは時間がかかり、そこでの成長がなければ一人前とは言えないのだと思います。

03

知らなかった手法。
暗黙のルール。
現場は、不思議と謎だらけだ。

未だ解き明かされていない、挑むべき謎というのは、案外身近にあるものだと私は思います。すぐそばにあるのに、やろうと思えば何十年も必要とするかもしれない、謎。それは毎日のように向き合っているプラスチックの謎でもあるし、加えて私が思うのが、現場の謎です。それは三菱化学・三菱樹脂・三菱レイヨンの3社統合以降、とくに思っていること。統合した他の現場を見に行くと、自分は知らないけれども何十年とやられてきたであろう機械の手法や、誰もが守っている暗黙のルールがあったりするのです。なぜそうなっているのかわからないもの。でも活かせることがあれば、現場の生産性を劇的に高めるかもしれないもの。それぞれの現場にある慣習やルールを丁寧に紐解けば、他の工場や他の製品にも転用できるルールが見つかるかもしれないと期待しています。現場は、まだまだ謎と不思議だらけ。その面白さは、きっとキリがありません。プラスチックの謎も、現場の謎も、両方わかる生産技術として、三菱ケミカル全体の生産力底上げに貢献したいです。

MESSAGE

よりよい現場は、
よりよいコミュニケーションから。

技術者は技術と向き合う仕事だと思われがちですが、アイデアを生み出すには、現場でのコミュニケーションが欠かせません。現場の意見を聞いてみる。自分が検討していることを話してみる。意見を交換し、磨いていく中で、よりよい現場づくりにつながっていきます。

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