パフォーマンスポリマーズテクノロジーセンター

三菱ケミカル株式会社

研究成果事例

 

①表皮用耐傷付、耐摩耗熱可塑性エラストマー

「TEFABLOC™」 QEシリーズは独自の配合組成とコンパウンド技術により開発された良触感かつ耐傷付性、耐摩耗性に優れる熱可塑性エラストマーで、塗装やコーティングといった表面処理を施す必要がない特徴を活かしインストルメントパネル表皮、コンソール、グリップ、ノブなど自動車内装表皮への採用が広がっています。

②血液適合材料

血液適合性(例:血漿、血小板)を持つ「Zelas™」AMPを開発しました。本開発品は血液チューブやバックなどの素材の塩化ビニル樹脂(PVC)、カテーテル素材(TPU)、理化学機器用品(PPやPMMA)などの熱可塑性樹脂に血液適合性を付与することができます。熱可塑性樹脂を通常の加工工程(射出、押出し)で、血液適合性が得られる、コーティング工程を必要としない画期的な技術です。

九州大学先導物質化学研究所 ソフトマテリアル部門 ソフトマテリアル学際化学分野 田中賢教授 評価ご協力
https://www.m-chemical.co.jp/products/departments/mcc/mcpp/expo/1214422_6959.html

③低誘電損失材料

誘電損失の少ない「Tefabloc™」 CPを開発、低誘電特性を生かした5G,6G等の高速通信用途向けの展開を図っており、お客様のご要望に応じた製品設計を行うことも可能です。
また樹脂の変性技術を使った金属接着グレードや溶剤可溶のグレードを開発し、顧客要望に沿った製品設計を行っています。

④低分子量医薬/バイオ医薬 低吸着材「Zelas™」 CP

独自の樹脂配合設計により、抗体医薬(IgG)、血清タンパク(フィブリノーゲン)など、タンパク質薬剤への低吸着性を有する「Zelas™」 CPを開発しました。
また非晶性オレフィンのため、低分子量薬剤の樹脂への収着を抑制します。

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