食品用脱水濃縮ゼオライト膜KonKer™
三菱ケミカルの食品用脱水濃縮ゼオライト膜「KonKer™」は、飲料・香料の他様々な液状食品に対応し、旨味成分や香味成分を保ったまま、安心安全に非加熱で脱水濃縮することを可能にしました。

工業用ゼオライト膜ZEBREX™(ゼブレックス)はこちら[別窓表示]

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特徴

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ゼオライト膜KonKer™(コンカー)

安全な材料

ゼオライトは構造中に細孔を持つ鉱物の総称です。また、ゼオライト膜KonKer™は食品衛生法における器具、容器包装の規格基準に適合しています。

ゼオライト膜エレメント

様々な液に対応

KonKer™は(株)三菱ケミカル科学技術研究センターが開発したゼオライト膜を使用。耐水性・耐酸性が高く、果汁など酸性の食品(アルカリ性は不可)にも浸食されません。
従来の食品濃縮膜(逆浸透膜など)が苦手とする、電解質濃度が高い液、親水性の高い成分を含む液への適用もご相談ください。固体成分を含む液にも適用可能です。


濃縮実験中のゼオライト膜

食品用脱水濃縮ゼオライト膜「KonKer™(コンカー)」技術情報へのリンク

 KonKer™の技術情報 【脱水濃縮原理 | 脱水濃縮システム概略 | KonKer™システム図 】





用途

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KonKer™(コンカー)を利用した醸造酒の濃縮

日本酒・ビール・ワインなどの醸造酒は発酵によりアルコールや有効成分を生み出していますが、発酵のみで濃度を高めるのには限界があります。また、加熱すると、水分子とアルコール(エタノール)はある割合で共に蒸発(共沸)してしまうため、アルコール濃度は下がり、また熱に弱い有効成分は変性してしまう恐れがあります。三菱ケミカル株式会社と西野金陵株式会社は共同で、水分子のみを選択的に抜き去ることができるゼオライト膜KonKer™の特徴を活かし、日本酒のアルコールや旨味成分を約2倍濃縮した新ジャンルのお酒、「琥珀露」を開発しました。


   「琥珀露」についてはこちらをご覧ください 新しいウインドウが開きます

日本酒濃縮前後の日本酒アミノ酸量の比較

※画像をクリックすると拡大表示します

KonKer™(コンカー)の可能性

三菱ケミカルの提案する食品用脱水濃縮ゼオライト膜「KonKer™」は、地球環境や省エネルギー化にも配慮した、新たな濃縮技術です。アルコールや各種果汁をはじめ、出汁やお茶などの食品、さらに香料等の様々な液体の濃縮を可能にすべく、研究開発が進んでおります。KonKer™が、いままで不可能だった液状食品の濃縮を可能にし、これからの未来の技術をご提案してまいります。

仕様

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ゼオライト膜KonKer™(コンカー)

膜エレメント

  • これまでのゼオライト膜では実現不可能だった、水分濃度・酸性度の高い液体への耐性を実現。
  • 様々な食品からの非加熱での選択的脱水濃縮を可能にしました。

製品構成|筒状ゼオライト膜、配管接続部品

寸法

 内径9mmΦ, 外径12mmΦ, 長さ400mm(膜部分)、
 454mm(接続部品含む)

重量

 約100g

材質

 膜部分:ゼオライト、多孔質アルミナ接続部:SUS304、PFA、FEP

適用液性

 中性~酸性(アルカリ性は不可)

適用温度

 5℃~100℃



膜エレメント

製品に関するお問い合わせ

食品用脱水濃縮ゼオライト膜 KonKer™(コンカー)


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三菱ケミカル株式会社
分離材事業部 メンブレンビジネスグループ
  • TEL:03-6748-7429

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