ダイヤカルナ30Mは、α-オレフィンと無水マレイン酸の共重合による機能性合成ワックスです。樹脂成型用の滑剤、離型剤、相溶化剤、感熱転写用インクバインダーなどとして幅広く利用されています。
毒物劇物取締法:該当せず
消防法:指定可燃物(可燃性固体類)

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特徴

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ダイヤカルナ30Mは、α-オレフィンと無水マレイン酸の共重合体で、次のような基本構造を持つワックス状化合物です。

基本構造

  • 植物性フィラー(セルロース、でんぷん、木粉、茶殻等)の分散性改良
  • PA鎖長延長、末端封止
  • 極性基(無水マレイン酸)により天然ワックス、他の合成ワックスよりも優れた分散性を持ちます。
  • 耐熱分解性に優れ、特にエンジニアリングプラスチックなど高温での使用条件に適しています。
  • 低極性構造(α-オレフィン)と高極性構造(無水マレイン酸)を合わせて有するため、低極性材料と高極性材料の相溶化剤としても有用です。

用途

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  • 樹脂コンパウンド:滑剤、分散剤、離型剤、相溶化剤、樹脂改質剤
  • *特に成型加工温度の高いエンジニアリングプラスチックに適しています。
  • 非水系分散剤:カーボンブラック、顔料、フィラーの分散
  • 感熱転写用インクバインダー
  • カーワックス

技術情報

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PA鎖長延長

PP/PA相容化剤

PP/セルロース

仕様

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グレード名 ダイヤカルナ 30M
外観 淡黄白色固体
融点(℃) 70~76
溶融粘度( mPa・s /at100℃) 145~205
針入度(1/10mm) 4 以下
けん化価( mgKOH/g) 90~110


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三菱ケミカル株式会社
A&FC事業部 アディティブス
  • TEL:03-6748-7532

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