添加剤を用いた環境貢献のご提案
機能性添加剤事業部では『リサイクル』『バイオマス素材』活用を軸に、開発・検討を進めております。
具体的には、
- 異樹脂の相容化による分離困難なプラスチックの再利用
- 鎖長延長、加工助剤、衝撃強度改質剤による物性回復
等のマテリアルリサイクルと、
- バイオマスフィラーの混合比率の向上
- バイオマスプラスチックのアロイ化・物性改良
によるバイオマス比率の向上での貢献を目指しております。
異樹脂相容化
相容化技術 開発中
分離が困難な樹脂を相容させることで、物性の低下を抑制し、安定した物性が得られます。
PP/PA(開発品A)
PE/PA(開発品B)
PE/PET(開発品C)
PP/PET(ダイヤカルナ30M)
バイオマス素材活用
バイオマス素材の混合比率を高めることで、間伐材や植物残渣の有効利用と化石資源の使用量削減を両立できます。
植物性フィラーの活用
- メタブレンA-3000は、樹脂の練りが効きやすい状態にすることで、フィラー分散を助けます。
- ダイヤカルナ 30Mは、PPと植物フィラーとの相容化剤として働きます。
メタブレン A-3000/木粉
ダイヤカルナ 30M/CeF
※ナノファイバーではございません
ダイヤカルナ30M/茶殻
バイオマス樹脂の活用
ポリ乳酸(PLA)への適用
1.衝撃強度改質剤の添加効果(PLA)
2.PLAアロイ(バイオマス比率の向上)
物性・加工性回復/維持
低下した物性の回復/リサイクルに強い材料の開発
衝撃強度改良(メタブレンS)
強度改良に優れ、繰り返しの熱履歴にも強く、 端材等のリサイクル時にも物性が落ちません。
耐食物油や溶剤、耐候性に優れ、製品加工・使用後も物性が落ちにくく、
ポストインダストリアルリサイクル(PIR)、
ポストコンシューマーリサイクル(PCR)を想定した材料設計に適しています。
鎖長延長(METABLEN P-1901)
ポリアミド(PA)やポリエステル(PET,PBT等)の分子量を回復させ、 加工性・物性の回復が可能です。 一般的な添加剤より少量で効果を発揮し、他物性に影響を与え難い添加剤です。
鎖長延長(ダイヤカルナ30M)
ポリアミド(PA)の分子量を回復させ、加工性・物性の回復が可能です。
一般的な鎖長延長剤よりゲルが発生し難く、扱いやすい点が特徴です。