上記のように化学物質の低減に関しては非常に大きな成果を上げてきたが、最近では化学物質濃度だけではなく、車室内の「ニオイ」についての問題も提議されるようになってきた。

  ニオイを数値化して評価を行い、また、その評価を基にニオイを低減することを目指す開発が行われている。

  前項の国際規格にも「ISO12219-7:ニオイ試験方法」においてニオイの評価に関する規格が制定されている。ただ、当該試験法の使用には試験をする際の問題点があるのではないかと考えている。

  そこで㈱MCエバテック(以下、MCET)では、ニオイの評価のための測定法開発に取り組んでいる。ニオイの評価は非常に困難であるが、その原因はニオイを検知するのが人間であることに起因する。人間のニオイに関する感度は非常に高く、機器分析で検出できる感度を超えていること、また人によって得意なニオイと不得意なニオイが違う、及び体調や嗅覚疲労によって感じ方の違いあること等がその要因として挙げられる。またニオイは、単一の化学物質によるものより多種の化学物質が複合的に絡み合っていることも評価を難しくしているのではないかと考えている。

  本稿では、以下に、MCETにおける困難な本課題への取り組みを分析事例などとともに紹介する。

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株式会社MCエバテック
自動車内装材から放散される化学物質の評価(VOC・におい)[別窓表示]

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