高放熱絶縁樹脂シートイメージ

インバーターなどに搭載されるパワーモジュールに好適な、高い放熱性と高い絶縁性を両立した樹脂シートです。独自開発のカードハウス状BN(窒化ホウ素)フィラーを配合した高純度樹脂シートで、高放熱用途で広く用いられている窒化ケイ素基板と同等の絶縁性と放熱性を達成(弊社調べ)し、トータルコストメリットや低背化などに寄与します。

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特徴

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パワーモジュールの冷却器への貼り合わせに好適

パワーモジュール(トランスファモールドタイプ)の冷却プレートへの貼り合わせに対応します。絶縁・放熱・接着の三つの機能を樹脂シート一枚で担うことができますので、モジュールの信頼性の向上及びトータルコストメリット、低背化等に寄与します。

三菱ケミカルの高放熱絶縁樹脂シートをパワーモジュールの冷却器へ貼り合わせた写真

高放熱性、高耐電圧

高放熱、高絶縁の独自設計BNフィラーをシート中に高密度に充填し、バインダーには新開発の高純度エポキシを採用。フィラーと樹脂の組成及びプレス条件を最適化することにより高熱伝導パスを確保、さらに樹脂中の電荷移動の低減と樹脂シート中の低ボイド化を実現し、高放熱性と高い耐電圧性を得ることが可能となりました。


三菱ケミカルの高放熱絶縁樹脂シートの貼り合わせ構造で、熱抵抗が低減
各種構造の熱抵抗比較(チップサイズ77.4mm²)

信頼性、耐久性の向上

樹脂シートの線膨張係数を最適化。銅厚さをセラミック比で大幅に厚くすることが可能となり、放熱性の向上と共に、樹脂シートの大きな利点である温度変化時の変形の小ささ、反り量の少なさと相まって、温度変化耐久性の大幅な向上を実現しました。

シート柔軟性の確保

独自設計のBNフィラーが高放熱機能の発現に大きく寄与し、相対的に高い樹脂濃度で高熱伝導率を実現できるため、取り扱いやすさに大きく影響するシートの柔軟性を確保したまま、高熱伝導率を達成することができました。

三菱ケミカルの放熱絶縁シート
比較対象の放熱絶縁シート

大型IMS対応、設計容易性

IMS(Insulated Metal Substrate:絶縁金属基板)の大型化に対応。大型のパターン基板の作成が可能となり、モジュール設計自由度の向上、実装面の簡略化など、コストダウンに向けて大きなメリットが見込めます。

物性値

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型番 SH-A206 SH-A204 (開発品)
熱伝導率(Typical) 16.5W/mK (ASTM D5470) 15W/mK (ASTM D5470) 18W/mK (ASTM D5470)
絶縁耐圧(Typical) 8kV AC 8kV AC 8kV AC
UL94 V-0 取得予定 取得予定
備考 IMS/IMB向け。
推奨構造:上銅0.5mmt/樹脂シート0.15mmt/下銅2mmt
モジュール貼り合わせ向け。 モジュール貼り合わせ向け。
IMS/IMBにも使用可能。

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