強塩基性陰イオン交換樹脂Ⅰ型の構造
陰イオン交換樹脂は、官能基としてアミノ基を導入したイオン交換樹脂でClイオン、SO4イオンのような陰イオンを交換することができます。官能基であるアミンの塩基性の強さにより強塩基性陰イオン交換樹脂と弱塩基性陰イオン交換樹脂の2種類に分けられます。 四級アンモニウム基を持つイオン交換樹脂は、NaOH、KOHなどの強アルカリと同様に解離して強い塩基性を示し、強塩基性陰性イオン交換樹脂と呼ばれています。

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特徴

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強塩基性陰イオン交換樹脂は、架橋したスチレン骨格に四級アンモニウム基を持つ陰イオン交換樹脂です。トリメチルアンモニウム基を持つⅠ型とジメチルエタノールアンモニウム基を持つⅡ型の塩基度の異なる2種類があります。陰イオンを強く吸着出来ることから高純度の脱塩水を得たい場合に使用されます。

強塩基性陰イオン交換樹脂の化学構造

1)強塩基性陰イオン交換樹脂Ⅰ型の構造
  
2)強塩基性陰イオン交換樹脂Ⅱ型の構造

強塩基性陰イオン交換樹脂の官能基は、強塩基性なため全てのpH領域(0~14)で使用できます。
下記の反応のように鉱酸だけなく、NaClなどの中性塩もイオン交換することが出来ます。その他、水溶液中に存在する珪酸(シリカ)、炭酸などの弱酸も交換捕捉できます。

R-N・OH + NaCl  →  R-N・Cl + NaOH
R-N・OH + HCl   →  R-N・Cl + H2O
R-N・OH + SiO2 →  R-N・HSiO3
(Rはイオン交換樹脂の母体を示します。)

強塩基性陰イオン交換樹脂の再生は、通常約4%のNaOH水溶液で行ないます。塩基性の低いNH4OHでは殆ど再生できません。
以下に強塩基性陰イオン交換樹脂Cl形の再生時の反応式を示します。

R-N・Cl + NaOH   →   R-N・OH + NaCl

強塩基性陰イオン交換樹脂の再生は、官能基が強塩基性なため強酸性陽イオン交換樹脂と同様に再生しにくく、実用的には理論化学当量の数倍の再生剤が必要となります。

用途

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水処理をはじめ、医薬品・食品の精製等に使用されます。

使用方法

カラム通液 または バッチ処理

ラインナップ・仕様

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弊社の強塩基性陰イオン交換樹脂には、次のようなラインアップがあります。
スチレン系で四級アンモニウム基を交換基とする樹脂で、塩基性の強いトリメチルアンモニウム基を持つⅠ型樹脂と、ジメチルエタノールアンモニウム基を持つⅡ型樹脂の二種類があります。
それぞれゲル型のSAシリーズ、ポーラス型のPAシリーズがあり、このほかにハイポーラス型(Ⅰ型)のHPA25があります。標準品のイオン形はCl形です。


ラインアップ

ゲル型 ダイヤイオン SA(Ⅰ型・Ⅱ型)シリーズ[別窓表示]

UBA120(ゲルⅠ型均一粒径)[別窓表示]

PA300シリーズ(ポーラスⅠ型)[別窓表示]

PA400シリーズ(ポーラスⅡ型)[別窓表示]

HPA25(ハイポーラスⅠ型)[別窓表示]

製品に関するお問い合わせ


イオン交換樹脂事業部
  • TEL:03-6748-7146

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