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PTMGは1級ヒドロキシ基を両末端に持った線状のポリエーテルグリコールです。
PTMGは三菱ケミカル独自技術によるバッチ法プラント、連続法プラントを有しており、様々な平均分子量のグレードのご提供が可能です。
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グレード | PTMG250 | PTMG650 | PTMG1000 | PTMG2000 | PTMG3000 | PTMG3200 (量産済開発品) |
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外観 | 無色透明液体 | 無色透明液体 ~ 白色ワックス状固体 溶融時は無色透明液体 |
白色ワックス状固体 溶融時は無色透明液体 |
白色ワックス状固体 溶融時は無色透明液体 |
白色ワックス状固体 溶融時は無色透明液体 |
白色ワックス状固体 溶融時は無色透明液体 |
臭い | 殆ど無し | 殆ど無し | 殆ど無し | 殆ど無し | 殆ど無し | 殆ど無し |
平均分子量 | 225 | 650 | 1000 | 2000 | 2900 | 3200 |
凝固点(℃) | -20 | 11 | 17 | 20 | 21 | ― |
引火点(℃) | 181 | 237 | 247 | 240 | 246 | ― |
比重(40/4℃) | ― | 0.982 | 0.979 | 0.976 | 0.974 | ― |
粘度 (mPa・s) |
50(20℃) 40(40℃) |
160(40℃) | 320(40℃) | 1400(40℃) | 3450(40℃) | 4400(40℃) |
比熱(kJ/kg・K) | ― | ― | 2.0(40℃) | 2.0(40℃) | ― | ― |
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PTMGは、ポリウレタン及びポリエステル樹脂のソフトセグメントとして以下の様な優れた特性を示します。得られる樹脂は、衣料などの一般消費財から機械用部品等の工業資材分野に至るまで、幅広い範囲に渡って使用されています。今後もその用途は、益々拡大するものと期待されています。
BioPTMG1000、2000、3000比較
PPG、PTMG、BioPTMG比較
テーバー摩耗 PTMG2000 vs PPG2000
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分子量 | OH価 mgKOH/g |
酸価 mgKOH/g |
水分% | 揮発分% | 色相 (ハーゼン) |
|
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PTMG 250 |
225±20 | 458.0~547.3 | 0.1以下 | 0.03以下 | 0.1以下 | 40以下 |
PTMG 650 | 650±50 | 160~187 | 0.05以下 | 0.03以下 | 0.1以下 | 50以下 |
PTMG 850 | 850±50 | 125~140 | 0.05以下 | 0.03以下 | 0.1以下 | 50以下 |
PTMG 1000 | 1000±50 | 107~118 | 0.05以下 | 0.03以下 | 0.1以下 | 50以下 |
PTMG 1300 | 1300±65 | 82~91 | 0.05以下 | 0.03以下 | 0.1以下 | 50以下 |
PTMG 1500 | 1500±75 | 71~79 | 0.05以下 | 0.03以下 | 0.1以下 | 50以下 |
PTMG 1800 | 1800±100 | 59~66 | 0.05以下 | 0.03以下 | 0.1以下 | 50以下 |
PTMG 2000 | 2000±100 | 53~59 | 0.05以下 | 0.03以下 | 0.1以下 | 50以下 |
PTMG 3000 | 3000±200 | 35~40 | 0.05以下 | 0.03以下 | 0.1以下 | 50以下 |
PTMG 3200 (量産済開発品) |
3150±200 | 33.5~38.0 | 0.05以下 | 0.03以下 | 0.1以下 | 50以下 |
量産済開発品の規格については、今後変更となる可能性があります
ISOコンテナ | 20ton |
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ローリー | 10ton / 13ton |
ドラム | 180kg,200kg(グレードによって異なる) |
石油缶 | 15kg |
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一般名 |
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構造式 | HO-(CH2CH2CH2CH2O)n-H |
官能基・化合物分類 | ヒドロキシ基(アルコール性水酸基) |
CAS No | 25190-06-1 |
化審法 | (7)-129 |
毒物及び劇物取締法 | 該当せず |
消防法 | 危険物 第4類 第3石油類 危険等級Ⅲ (PTMG250) |
危険物 第4類 第4石油類 危険等級Ⅲ (PTMG650,850) |
|
指定可燃物 可燃性固体類 (PTMG1000, 1300, 1500, 1800, 2000, 3000, 3200(量産済開発品)) |
PTMGは吸湿性があり、酸素による酸化を受け易い物質ですので、貯蔵容器は乾燥窒素で必ずシールして下さい。
PTMGは室温以下では白色ワックス状固体ですが、加温すれば無色透明の液体としてご使用になれます。ドラム中で固化したPTMGを溶解する場合には、約70℃で一昼夜保持して下さい。その場合は、局部的な加熱はなるべく避けて下さい。液状で貯蔵する場合は、50℃以下に保持することをお勧めします。
PTMG250は、消防法危険物第4類第3石油類、危険等級Ⅲ、PTMG650,850は、消防法危険物第4類第4石油類、危険等級Ⅲに該当します。揮発性が低く、常温ではそれ自体が引火することはありませんが、万一燃えた場合は、粉末消火剤、耐アルコール泡薬剤または大量の噴霧水が有効です。PTMGの毒性は極めて低く、安全性の高い物質ですが、取り扱いに際しては、保護メガネや保護手袋などの一般的な保護具を着用して下さい。
詳細につきましては、弊社発行の安全データシート(SDS)をご参照下さい。
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