飲料ラベルの水平リサイクル実現に向けた資源循環モデルの構築について

2023/08/28 事業関連

 三菱ケミカルグループ(以下「当社グループ」)は、昨年度に引き続き、広島県が公募した「令和5年度 海洋プラスチック対策(プラスチック使用量削減等)・リーディングプロジェクト支援事業」に対して、「飲料ラベルの水平リサイクル実現に向けた資源循環モデルの構築」(以下「本事業」)を提案し、2023年6月に採択されたことをお知らせいたします。
※令和4年度のリリース:https://www.mcgc.com/news_release/01289.html
 
 本事業は、2025年の社会実装に向けた飲料ラベル水平リサイクル、ならびに清涼飲料業界が2030年までに目指している「ボトルtoボトル」比率50%水平リサイクルを推進するにあたって、①消費者が「プラスチック資源の価値」を身近に感じる啓発活動を行い、消費者の意識・行動変容を促すとともに、②資源循環型(ラベルtoラベル)シュリンクラベル※1を市場投入し、市中での回収スキームを確立させ、再ラベル化までの一連のプロセス(流通、回収、運搬、選別、再資源化)の検証を実施します。
 
 実施にあたり、当社グループを幹事会社として、株式会社フジシール(本社:東京都千代田区)、宝積飲料株式会社(本社:広島県東広島市)※2、カゴメ株式会社(本社:名古屋市中区)、株式会社イズミ(本社:広島県広島市)、株式会社丸久(本社:山口県防府市)、株式会社高山商会(本社:神奈川県鎌倉市)、一般社団法人全国清涼飲料連合会(所在地:東京都千代田区)、株式会社マルシン(本社:広島県安芸高田市)、広島県、大竹市ら、産学官民の連携先とともに、技術確立と同時にそれを受け入れる社会の資源回収スキームの構築を目指します。



※1:本実証で使用する資源循環型シュリンクラベルは、フジシールの印刷インキ剥離技術と当社グループの製膜技術を組み合わせて製造しています。
※2:宝積飲料株式会社は、アシードホールディングス株式会社のグループ会社です。

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