「心理的安全性AWARD2023」ゴールドリング賞を受賞

7月6日に行われた受賞式

受賞の概要
１．受賞団体
三菱ケミカル株式会社 三重事業所 製造1部 PET2課
 
２．取り組み内容：「開放の窓」を広げる心理的安全性向上の取り組み
<背景>
ポリエチレンテレフタレート樹脂を製造するPET2課は、2025年のありたい姿として「一人ひとりが誇りを持ち、やりがいを感じながら、自身と仲間のためにイキイキと仕事に力を注げる職場」という目標を掲げています。しかし、若手とベテランが混在する職場である同課では「年齢や経験の違いから見えない心の壁がある」との課題に直面していました。意見を素直に伝え合うことのできる相互啓発型の職場への変革に向け、自分のことを自分も仲間も知っている状態である「開放の窓^※1」の領域を広げることが必要との思いから、コミュニケーション活性化のための仕組みづくりに取り組んだ事例を紹介しました。

 
<コミュニケーション活性化のための仕組みづくりの例>
・職場内で感謝を伝えるKAITEKI PET レポート
・自己紹介シート
・ヒヤリハット事例などにおける自身の行動特性の考察（リフレクション）
・心理的安全性などに関する課内の意識調査結果についての意見交換
・仲間からの客観評価によるフィードバック
 
３．受賞のポイント
課題の特定・課題解決のためアクション・成果の測定といった一連のプロセスについて「現場主導の組織改革のお手本」とのコメントをいただきました。また、アクションの打ち手の数の多さや、成果が出た後もさらに分析を重ねる改善の意識の高さについても評価いただきました。
 
三菱ケミカルグループは従業員へのエンパワーメントを通じ、多様な人材がポテンシャルを最大限に発揮することができる、オープンで活気に満ちた企業風土の醸成に取り組んでいます。
 
^※1「ジョハリの窓」と呼ばれる、円滑なコミュニケーションのための自己分析に関する心理学モデルで用いられる言葉。人間は対人関係において4つの領域（開放の窓：自分も仲間も知っている領域、秘密の窓：自分は知っているが、仲間は気づいていない領域、盲点の窓：自分は気づいていないが、仲間は知っている領域、未知の窓：自分も、仲間も気づいていない領域）を有するとされている。

 
ご参考
心理的安全性AWARD：https://psychological-safety.jp/