飲料プラスチック資源水平リサイクルシステムの実証試験の結果について

2023年05月26日

三菱ケミカルグループ(以下「当社グループ」)は、2022年6月15日に発表した広島県におけるリサイクルの実証試験について結果をお知らせします。
 ■飲料プラスチック資源水平リサイクルシステムの社会実装に向けた実証試験について
 https://www.mcgc.com/news_release/01289.html
 
1.啓発活動の実施
広島県大竹市内の小学校への出前授業などを通じて、質の高いリサイクルを実現するためにプラスチックを素材ごとに分別して回収することの重要性を小学生に伝えました。また、大竹市内での飲料ペットボトルの3分別回収では、地域の方々にも積極的に参加いただいたことで想定よりも多くのラベル、キャップおよびボトルを効率的に回収することができました。
 
2.飲料ラベル選別技術の検証・結果
 飲料ラベルの素材にはPS系・PET系・PP系・複合素材など多くの種類があります。水平リサイクルを効率的に行うには精度の高い選別技術が必要であるため、様々なパターンで選別試験を実施しました。その結果、選別時のフィルム特有の課題を抽出することができました。今後も実装化に向けて効率的な選別方法の検討を重ねていきます。
 
3.参画企業・団体
 大竹市、キリンビバレッジ株式会社、株式会社積彩、一般社団法人全国清涼飲料連合会、株式会社高山商会、東京インキ株式会社、豊通ペットリサイクルシステムズ株式会社、広島県、株式会社フジシール、株式会社ブーリアン、株式会社マルシン、株式会社リコー(五十音順)

4.実施スキーム


5.記念品贈呈
本取組で大竹市の皆さんに回収いただいたキャップは、当社の改質技術で再生原料化した後、大型3Dプリンタでテーブルスタンドとしてアップサイクルされ、当社広島事業所より市内の小学校(3校)に寄贈しました。

大竹市内の小学校に記念品を贈呈した時の様子
※写真の掲載許可受領済み

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