女性社員インタビュー

SPECIAL #03SPECIAL #03

現在に全力投球することで、
最善の選択肢が見えてくる。

三菱ケミカルで働く女性先輩社員は、なぜこの会社を選んだの?今どんな思いで仕事に取り組んでいるの?
若手、中堅、管理職の3名に、女性のキャリア観や職場の雰囲気など、ありのままに語ってもらいました。

竹内 昌子

竹内 昌子

人事(共通部門)
理工学部 化学科卒
1984年入社

福田 聡美

営業(事業部門)
人間科学部
人間環境科学科卒
2009年入社

福田 聡美
山末 奈央

山末 奈央

研究開発
先進理工学部 応用化学科卒
2014年入社

もはや女性特有の
キャリアモデルは存在しない。

山末
私は「これをつくった」という実感が欲しくて、化学メーカーを志望しました。現在は研究所勤務で、主に製品の改良に携わっています。ようやく1年目に関わった商品の供給が決まり、大きな手応えを感じています。その一方で気になるのは、研究所に年輩の女性研究員が少ないことです。この先も、女性の研究職としてこのような仕事を続けられるのでしょうか。
竹内
もちろん続けられますよ。山末さんがそれを一番に望めば。会社は女性総合職の末長いキャリアの継続に期待しています。それは山末さんのような研究職も、他の部署に配属されている女性社員も同じです。
確かに私が新卒の研究職として入社した時の研究所では、女性の総合職の勤務年数は最長でもわずか6年。女性社員は結婚と同時か、出産を期に退職するケースがほとんどでした。日本の社会全体がそうした風潮だったからです。
でもね、かつて会社側は辞めてほしくなかったはず。大学や大学院で高度な研究に携わり、それが評価されて入社し、さらにスキルを磨いて、さあこれから成果を出していけるぞ、という時に第一線を退くのですから。入社時、上司には「少なくとも10年は辞めないから、戦力としてきっちり育ててください!」なんて気負って訴えましたが、上司はむしろ大歓迎だと喜んでくれました。
福田
人材戦略の面から考えると、入社して数年で退社されるのは、企業にとって大きな損失ですね。私の年代ではもう結婚退職はほぼなくなり、子供が生まれても産休と育休を活用して復帰するのが当たり前になってきました。また、復帰後は基本的に元と同じ仕事に就けます。現に私も育休後に以前と同じ部署に戻りました。
山末
竹内さんは、今の女性総合職社員のロールモデルを切り開いてくれたのですね。
竹内
そうした先陣を切るような明確な意識はなかったけど、結果的にそうなれたのなら良かったですね。研究所で27年間にわたって研究開発を続け、現在は人材組織開発の仕事をしていますが、前向きに働き続けた結果ではないかと思っています。
もはや女性特有のキャリアモデルは存在しない。

創意工夫と鈍感力で
両立できる仕事と育児。

山末
今では女性総合職が、将来に向けたキャリア形成に不安を持たなくても良いことが分
かりました。その一方で、女性にとって出産と育児というライフイベントと、仕事の両立は簡単なことではないと思いますが、お二人はどのようにこなされたのですか。
竹内
育児や家事と仕事を両立させるのは、それは大変よ。私も体力や精神が消耗して、どちらも中途半端になり、だったら仕事を辞めた方が良いという判断が頭をよぎったこともありました。それでも続けてこれたのは、同僚たちや同じように働く母仲間からの応援の声やサポートがあったから。自分自身も限られた時間の使い方を工夫しました。今、最も優先すべきことは何か都度考え、選択し、優先順位の低いものは後回しになったり完璧ではなかったりしても気にしない、そんな鈍感力を身につけてこれたおかげで乗り越えられた気がします。
福田
本当にそうですね。責任感を持ちすぎてすべての仕事を一人で完璧にこなそうとしたら、パンクしてしまいます。私は子供がまだ2歳で、時短勤務を継続中でもあり、制限のある状況で仕事をさせてもらっています。自分が任されている仕事の一部を上司や、同僚にフォローしてもらうとか、委ねるようなケースもでてきます。
そんな時に必要なのは、自分が抱えている仕事がどういう状況なのか、ここまで完了していて、ここは今後の懸案事項…などと、誰もがわかるような文書で残しておくよう意識しています。フォローしてもらうのだから、引き継ぐ相手が困らないようにしたいのですね。
山末
お二方の経験談とアドバイスはすごく参考になりました。
創意工夫と鈍感力で両立できる仕事と育児。

その時に一番大切なものを
優先するのが指針になる。

福田
これは女性総合職に限ったことではないけれど、会社員生活を送っていく中では育児や家事以外にも、いろんな選択肢が目の前に現れます。また、望めば、その選択肢を自分で呼び込むこともできます。私は人事から営業への異動を希望して、叶えてくれました。
竹内
私も40歳くらいの頃は、先を行く女性研究職が少なかったので、キャリアを考える上でどこを目指して良いのか分からなくて悩みました。当時の上司から、このまま研究者としてスペシャリストを目指すのか、それともマネジメントに進むのか、選択すべき時期だよねと言われた時、ロールモデルもない中で、どうすべきか上司と何度も話をしました。でも、最後は自分次第だと開き直って、今ある仕事を頑張りながらその時々で最適な選択をしていけば良いと考えました。
福田
私も総合職ですから、辞令があるのは覚悟しています。でも、今の仕事を頑張って、どんな部署でもやっていける仕事力を身につけていれば、どこに異動しても戦力になりますし、やり甲斐も見つけられると考えています。
山末
実は、私も仕事に対する知識と興味を深めていくうちに、そこから見えてくるであろう選択肢に期待しています。まずは現在の職務を全うし、どこに異動しても戦力になれるようスキルアップしていきます。
管理職になる年齢と、出産・育児のタイミングが重なることが少なくないと聞きましたが、私としては、その時の自分にとって最善策を取ろうというのが以前からのスタンスです。でも、それで良いのかどうか分からなかったのですが、お二人の言葉を聞いてそれで良いのだなとわかり、安心できました。
竹内
そうよ。人生には様々な可能性があるから、自分のキャリアはこれだ!と、決めつけないほうが良いと思います。その時々で一番大切にしていることを選び取れば、後悔をすることはないはずです。
その時に一番大切なものを優先するのが指針になる。

人の大切さを知っている
総合化学メーカー。

竹内
統合新社の三菱ケミカルは、社員をバックアップする人事制度においては整っている会社じゃないかしら。女性の活躍機会が増えるに従って、制度もどんどん整備されています。例えば、事業所の製造設備関連の部署に、10年前までは女性総合職の配属はほぼありませんでしたが、最近では化学工学、機械・電気系の学部を出た女性社員の配属が少しずつ増えています。でも、人数の上では男性社会だから、ちょっとした相談がしにくいこともでてくる。そんな彼女たちのために、部署を超えてつながれる情報共有の場を導入しようとしているところです。
福田
3社が統合して新社になったことで、同じような職種の女性同士のつながりが、さらに広まりますね。
山末
せっかく3社が一緒になったのですから、もしも、こんな人事制度があったら良いなと思えば、自ら動いてつくれる良い機会なのかもしれません。
竹内
化学メーカーは、創造技術だけでなくそれを生み出す社員も大きな財産だと認識しています。だから、人を活かすノウハウを持ち、それをバックアップする制度には以前から注力してきたのです。三菱ケミカルグループもそうです。社員の未来に対して最適な選択肢を用意してくれる会社だと思います。
福田
ケミカルは社会・生活全体に関わる産業であり、事業のすそ野がとても広い業界です。よって、他の業界と比べると事業が比較的安定していると感じています。だから、確かな人材戦略を運用することができる。そんな背景があって、採用した人をきちんと育成し、本人の納得のいくキャリアと人生のバックアップを行う風土が息づいているのだと思います。
山末
私にとってとても参考になるお話でしたが、私たちの後に続く女性社員にこそ、ぜひ三菱ケミカルでは女性総合職の未来が開かれていることを知ってほしいですね。とても勇気づけられるアドバイスでした。ありがとうございました。
人の大切さを知っている総合化学メーカー。