ダイアリードは、弊社の永年にわたる石炭化学の成果として、数多くの独自技術を背景にした石炭ピッチ系の炭素繊維です。
航空宇宙・産業・スポーツなどの分野で幅広く使われています。

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特徴

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高純度

ダイアリードは炭素含有率が高く、複合材料の化学的安定性が保たれます。
褶曲した板状結晶が繊維縦方向に高度に配向した構造となっています。これにより「軽量・高剛性・高熱伝導率・極低熱膨張係数」という特長を持っています。

高い弾性率

目的とする強度、弾性率に合わせて幅広い品揃えをもっています。

引張弾性率-強度プロットデータ
※当社調査による

高い熱伝導率

銅、アルミ、鉄と同等以上の性能を持っています。

熱伝導率-電気比抵抗プロットデータ
※当社調査による

用途

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航空宇宙

炭素繊維の配合の適正化で、熱膨張係数をコントロールでき、設計によりゼロにすることも可能です。
低熱膨張や軽量性、高剛性に加えて、繊維方向へのみ「熱伝導」する性質を利用し、放熱板など熱管理も可能になります。

  • 人工衛星

©池下章裕

  • 大型電波望遠鏡 アンテナ構造材

提供:Vertex GmbH.

建築土木

軽量・高剛性・耐食性の特性を活かし、建造物の耐震補強や補修に活用されています。

  • 橋脚補強
  • 床版補強

自動車・車両

軽量・高剛性・耐食性の特性を活かし、建造物の耐震補強や補修に活用されています。

  • プロペラシャフト
    ダイアリードの特性である軽量化と高剛性により、危険回転数の向上が達成できます。
    また、ジョイントの省略や細径化が可能です。
  • C/C材(炭素/炭素繊維複合材)
    高温下でも優れた強度・耐摩耗性は、レーシングカーから航空機まで幅広い分野のブレーキ材に使用されています。

A courtesy of Moriwaki Engineering Co., Ltd.

産業機材

  • 高性能カーボンロール
    フレが少なく、高精度・広幅のフィルム生産や印刷が可能です。
  • 搬送機器用ビーム
    高剛性、軽量化により短時間での振動減衰が達成され、タクトタイム、生産性向上を図ることができます。

A courtesy of Daimler Chrysler Aerospace, Dornier GmbH and MÜller Weingarten AG.

  • 半導体ウエハー搬送用ピック
  • 液晶ガラス搬送用ロボットハンド
    軽量・高剛性に加え、優れた振動減衰性により、メカトロニクス分野において生産性の向上を実現しています。

提供:(株)安川電機

スポーツなど

  • ゴルフクラブシャフト

ラインナップ・仕様

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長繊維

各種ファブリック、プリプレグや、フィラメント・ワインディングに適しています。

  • 標準グレード
    各グレードの引張弾性率や引張強度などの情報は、物性表をご覧ください。

物性表

長繊維

【標準グレード】

長繊維 グレード 引張弾性率 引張強度 破断伸び 密度 繊度 熱伝導率 体積抵抗率
[単位] [GPa] [MPa] [%] [g/cm3] [g/
1000m]
[W/m・K] [µΩm]
2K,6Kタイプ K1352U 620 3,600 0.6 2.12 270 140 6~7
K1392U 760 3,700 0.5 2.15 270 210 5
K13C2U 900 3,800 0.4 2.20 270 620 -
K13C6U 900 3,600 0.4 2.18 760 580 2~3
K13D2U 935 3,700 0.4 2.20 365 800 -
12K,16Kタイプ K13312 420 3,200 0.7 2.06 1,560 - -
K63712 640 2,600 0.4 2.12 2,000 140 6~7
K13916 760 3,200 0.4 2.15 2,200 200 5~6
K63A12 790 2,600 0.3 2.15 1,950 220 4~5
  • 数値は代表値であり、保証値ではありません。

【複合材物性】(2K)

スタイル:1方向材[0]t
樹脂:当社(350°Fエポキシ)

  K1352U K1392U K13C2U K13D2U
繊維方向 引張り 強度 [MPa] 2,000 2,100 2,200 1,800
弾性率 [GPa] 380 460 560 560
圧縮 強度 [MPa] 450 400 380 340
弾性率 [GPa] 250 420 560 560
ILSS [MPa] 75 70 50 40
CTE(温度 50~125°C) [x10-6/K] -1.1 -1.2 -1.2 -1.2
繊維垂直方向 引張り 強度 [MPa] 40 35 30 25
弾性率 [GPa] 6.2 6.0 5.4 5.1

【複合材物性】(12K)

スタイル:1方向材[0]t
樹脂:当社(350°Fエポキシ)

  K63712 K63A12
繊維方向 引張り 強度 [MPa] 1,500 1,500
弾性率 [GPa] 370 470
圧縮 強度 [MPa] 440 380
弾性率 [GPa] 330 470
ILSS [MPa] 75 70
CTE(温度 50~125°C) [x10-6/K] -1.1 -1.2
繊維垂直方向 引張り 強度 [MPa] 35 26
弾性率 [GPa] 5.4 5.2
  • 引張、圧縮試験の各データはVf60%で換算しています。
  • 数値は代表値であり、保証値ではありません。

チョップドファイバー

熱可塑性樹脂などに『導電性・熱伝導率』や『機械的強度』の向上を目的に広く使用されています。

  • 対象となる樹脂
    ABS、PP、PC、POM、mPPO、PBT、PA、LCP、PPS、PES、PEEK、PEI等
    引張弾性率や引張強度などの情報は、物性表をご覧ください。

物性表

チョップドファイバー

【繊維物性】

  K223SE K223Y1 K223HE K6371T
性状 繊維長 [mm] 6 6 6 6
嵩密度 [g/l] >430 >330 >400 >400
形状   円柱状 円柱状 円柱状 平板状
収束剤添着量 [%] 3~6 2~4 0 1~3
繊維物性 繊維径 [µm] 11 13 11 11
熱伝導率 [W/m・K] 20 <5 550 140
引張弾性率 [GPa] 185 50 900 640
引張強度 [MPa] 2,350 1,000 3,800 2,600
破断伸度 [%] 1.1 1.8 0.3 0.4
密度 [g/cm3] 2.0 1.5 2.2 2.1
  • 数値は代表値であり、保証値ではありません。

ミルドファイバー

炭素繊維と著しく機械強度が異なる場合や、混練時の粘度が低いマトリックスへ炭素繊維を添加する場合、予め繊維を短くしておくことで良好な分散性を伴う複合材料が得られます。

  • 標準グレード
    K6371M、K223HM
    各グレードの引張弾性率や引張強度などの情報は、物性表をご覧ください。

物性表

ミルドファイバー

【標準グレード】

グレード 引張弾性率 引張強度 密度 熱伝導率 体積抵抗率 収束剤 平均繊維長
[単位] [GPa] [MPa] [g/cm3] [W/m・K] [µΩm] [%] 数平均
K6371M 640 2,600 2.1 140 6~7 1~3 50µm
K223HM 900 3,800 2.2 550 - 0 50µm,200µm
  • 数値は代表値であり、保証値ではありません。
  • K6371MとK223HMは、それぞれチョップドファイバーK6371TとK223HEのミルドグレード

ファブリック

各種ファブリック、UDクロス、プリプレグも承っております。

  • 標準グレード
    F637400、FT37Y960、FT3C224
    各グレードの引張弾性率や引張強度などの情報は、物性表をご覧ください。

物性表

ファブリック

【ファブリック実施例】

グレード 組織 FAW[g/m2] 使用長繊維
F637400 UD 400 K63712
FT37Y960 綾織り 960 K63712
FT3C224 綾織り 240 K13C2U

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関連資料

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カタログ・資料

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  • ピッチ系炭素繊維 ダイアリード(冊子)

製品に関するお問い合わせ


炭素繊維複合材料事業部
  • TEL:03-6748-7514/FAX 03-3286-1380

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