ハイセロン™はポリビニルアルコールを原料とした水溶性フィルムです。ヒートシール性や印刷性などの包装材料としての適性にも優れているほか、耐溶剤性、ガスバリア性など様々な特長を持ち、農薬や薬剤包装の他、衛生材料や曲面転写印刷、カツラや刺繍などの基布用途など、幅広い分野で使用されています。

取り扱い会社の製品情報ページ[別窓表示]

お問い合わせ

特徴

[閉じる]

ハイセロン™はポリビニルアルコールを原料とした水溶性フィルムです。
冷水可溶タイプから温水可溶タイプまで用途に応じて幅広い商品をそろえています。
ヒートシール性や印刷性などの包装材料としての適性にも優れているほか、耐溶剤性、ガスバリア性など様々な特長を持ち、農薬や薬剤包装の他、衛生材料や曲面転写印刷、カツラや刺繍などの基布用途など、幅広い分野で使用されています。

銘柄

性質

C-タイプ

5℃程度の冷水に可溶:溶解性を重視した銘柄や強度を重視した銘柄などがあります。

S-タイプ

5℃程度の冷水に可溶:耐アルカリ性に優れます。

M-タイプ

40℃程度の温水に可溶

H-タイプ

60℃程度の温水に可溶

特長

水に溶解します

5℃程度の冷水に溶解するグレードから、冷水には強いが60℃程度の温水に溶解するグレードまで幅広くそろえています。

ヒートシールできます。

  • ヒートシールでき、製袋加工が可能です。
  • 強度、伸度とも優れた性能を示し、包装用フィルムとして使用できます。

貼り合わせ加工できます

  • 不織布や水解紙との貼り合わせが可能です。

印刷できます

  • グラビア印刷機などを用いて、きれいな印刷が可能で、自由なデザインができます。
  • 従来困難だった曲面への印刷も、水圧転写技術により実現可能です。耐溶剤性があります

耐溶剤性があります。

  • 水には溶けますが、多くの有機溶剤、薬品に対して耐性があります。

コーティングできます。

  • 一時的に耐水性が必要な場合、耐水コート剤の塗工が有効です。
  • 粘着剤などの塗工も可能です。

帯電しにくい特長を持っています

  • 親水性フィルムなので、他のプラスチックフィルムより帯電しにくく、作業性に優れます。

ガスバリア性があります

  • 水蒸気は通しますが、低湿環境下では酸素、窒素、炭酸ガスに対してバリア性を示します。また保香性にも優れています。

用途

[閉じる]

農薬などの粉体包装

  • ハイセロン™で包装した薬品を、水へ投入することで、中の薬品に直接手を触れることなく、薬品の溶解、散布作業が行えます。
  • 現場での計量の手間も省けるほか、作業者の安全にも繋がります。
  • 農薬のほか、消臭剤、殺菌剤、洗剤、セメント混和剤などの包装にも使用されています。
  • 耐溶剤性を生かし、液状の薬剤や洗剤を包装できるグレードもあります。

成型物への曲面転写印刷

  • 水圧転写技術を利用することで、曲面へ自由なデザインを印刷できます。

かつら、刺繍作成などの基布

  • 刺繍やかつらを加工する際の一時的基布として使われます。
    一旦ハイセロン™に刺繍をし、最後に水で洗い流す事で、レース刺繍のような隙間の多いデザインでも刺繍が可能になります。

ランドリーバッグなどの衛生材料

  • 温水可溶性のランドリーバッグを使う事で、使用したシーツや衣類に触れる事なく洗濯可能なので、汚染、感染のリスクを低下させます。

緑化・植生・種子帯などの農業用フィルム

  • フィルムに芝生の種をちりばめたシートをゴルフ場、法面などに敷き詰める事で均等に芝を生やすことが出来ます。
  • 農作物(ダイコン、タマネギ、ニンジンなど)の種子帯フィルムとして使用することで、省力栽培に貢献します。

その他の用途

  • アイデア次第で、様々な用途へ展開可能です。

ラインナップ・仕様

[閉じる]

1. ハイセロン™の基本物性

銘柄

膜厚(μm)

完溶温度(℃)

引張強度(MPa)

引張伸度(%)

C-タイプ

17~60

2~5

26~30

170~380

S-タイプ

20~80

2~5

32~51

170~380

M-タイプ

20~22

25~32

26~32

170~380

H-タイプ

25~32

51~60

36~59

170~380

  • 測定環境20℃ 65%RH
  • 上記の数値は弊社にて測定した値であり、規格値ではありません。

2. 水温、膜厚と溶解速度の関係

ハイセロン™は冷水可溶タイプから温水可溶タイプまで各種銘柄が揃っています。
溶解速度は、水温、厚さ、溶解方法によって異なります。

3. アルカリ性物質包装時の溶解性の変化

アルカリ性物質の包装には、フィルムの不溶化傾向の少ない「ハイセロン™S-400」をお薦めします。

 

4. ヒートシール試験機による一例(C-200)

ハイセロン™はそのままヒートシールすることが出来ます。

 

  • シール温度はタイプや含有水分、ヒートシーラーのタイプで異なります。

ハイセロン™の取り扱いについて

  • 親水性フィルムですので、高温高湿下での使用および保管は避けてください。使用の際は調湿雰囲気内で使用してください。
  • 使用しない場合は、フィルム原反ロールを露出放置することなく、ポリエチレンなどで密封包装してください。
    なお、フィルム原反ロールは作業に入る前に、上記の温湿度の室内に24時間以上置くことをお勧めします。
  • 包装される内容物によっては、不溶化することがありますので、あらかじめ実包評価での確認をお勧めします。

製品に関するお問い合わせ

日本合成化学工業株式会社


日本合成化学工業株式会社の製品一覧を見る[別窓表示]