英国におけるエチレン・ビニルアルコール共重合樹脂「ソアノール™」の能力増強について

2022/07/28 事業関連

三菱ケミカルグループ(以下「当社グループ」)は、食品包装材などに使われるエチレン・ビニルアルコール共重合樹脂(以下「EVOH」)「ソアノール™」について、英国において21,000トン/年の能力増強を決定いたしました。2025年7月の稼働を予定しております。
 
ソアノール™は高いガスバリア性を有しており、食品包装材として用いることで、食品の風味や品質を長持ちさせ、食品廃棄物の削減に貢献することが可能です。また、ソアノール™と当社グループのリサイクル助剤「ソアレジン™」を組み合わせて使用した多層フィルムは、リサイクル性の向上が認められております※1。環境配慮型製品のニーズの高まりを受け、ソアノール™の需要は世界的に拡大しており、今後も堅調な伸びが見込まれます。
 
当社グループは、2021年12月に発表した新経営方針「Forging the future 未来を拓く」においてヘルスケア&ライフサイエンスを最重要戦略市場の一つと位置付けており、食品包装材をはじめとした高機能素材を開発・普及していくことでこれからも持続可能な食品供給に貢献してまいります。

※1 詳細は以下ご参照
2022年7月20日プレスリリース「エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂「ソアノール™」にリサイクル助剤「ソアレジン™」を添加した多層フィルムのリサイクル認証取得について」
ソアノール™製品サイト

1. 立地     Mitsubishi Chemical UK Limited(Soarnol House, Saltend, Hull HU12 8DS, U.K.)
2. 製造能力   39,000トン/年(現行能力18,000トン/年から21,000トン/年を増強)
3. 着工時期   2023年4月
4. 稼働時期   2025年7月


Mitsubishi Chemical UK Ltd.のソアノール™製造拠点


ソアノール™を使用した食品包装材イメージ
 

ご参考:EVOH「ソアノール™」の製造能力
当社グループは、日本、米国、英国の3極にソアノール™の製造拠点を有し、世界において高い市場シェアを獲得しております。
 
 

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