ソアノール™は、エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂です。ボリビニルアルコールのハイガスバリア性や耐油性、透明性を有するとともに、エチレン成分の耐湿性や溶融押出加工性等の特性も併せ持っており、食品包装材やガソリンタンクなどに世界で広く使用されています。

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特徴

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ソアノール™は日本合成化学工業が、多年の研究に基づき、独自の製造方法で開発したエチレン-ビニルアルコール共重合樹脂です。
ソアノール™は、ボリビニルアルコールのハイガスバリア性や耐油性、透明性を有するとともに、エチレン成分の耐湿性や溶融押出加工性等の特性も併せ持っています。
また、ソアノール™の構成成分は、炭素、酸素、水素のみであることから、焼却時に有毒ガスを発生せず、燃焼熱もポリエチレンに比べて約2分の1と負荷の小さな素材です。

ソアノール™の分子構造

-[CH2CH2]m-[CH2CH(OH)]n-

高いガスバリヤー性

酸素をはじめあらゆるガスに対して高いガスバリヤー性を示します。
下記の表はソアノール™と各種フィルムの酸素透過度特性を表しています。

サンプル 酸素透過度
cc・20μ/m2・day・atm
ソアノール D,DT(29mol%) <0.1
ソアノール DC(32mol%) 0.1
ソアノール E,ET(38mol%) 0.4
ソアノール A,AT(44mol%) 1.3
LDPE 7,900
HDPE 3,600
ポリプロピレン(PP) 3,900
2軸延伸PP 2,300
2軸延伸PS 3,900
ポリカーボネート(PC) 4,500
PVC(硬質) 130
PVC(DOP=30%) 2,000
PVDC(共押出用) 3
PET 69
ナイロン6 76
2軸延伸ナイロン 23
変性ポリアクリロニトリル 16
2軸延伸PVA <0.10

優れた耐薬品性

化学薬品、溶剤、石油、オイル等に対して優れた耐薬品性を示します。

安全で環境に優しい素材

ソアノール™には、カドミウム、鉛等の重金属類及びその他の有害成分を含有しておりません。また、各国の食品衛生規格に適合しています。
ソアノール™は分子構造上、炭素、酸素、水素からなり、燃焼時の発生ガスは基本的に二酸化炭素と水であり、ダイオキシン等を初めとした環境上の有害物質の発生因子となる塩素等を含有していません。燃焼熱はポリエチレンの約半分であり、燃焼炉への負荷低減・寿命アップにも寄与します。

非帯電性

ソアノール™は分子鎖中の水酸基(-OH)による非帯電特性も有しており、高速回転では静電気が発生するおそれのある各種機器のタイミングプーリー等に使用されています。
基本物性、機械物性、酸素バリア性、その他バリア性に関する詳細に関しては こちらをご覧下さい。[別窓表示]

用途

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ソアノール™は、優れたガスバリア性や耐油性・耐薬品性の特長を有しており、食品包装材やガソリンタンク、床暖房パイプなどに使用されています。
肉類、加工魚肉製品、コーヒー豆、マヨネーズ・ケチャップ・ソース、菓子、漬け物等の食品包装やガソリンタンク、床暖房パイプ、輸液バック、化粧品・農薬ボトルなどに使用されます。

詳しくはリンク先 ソアノール専門サイトをご覧ください。

  1. (1)フィルム[別窓表示]
  2. (2)ブローボトル[別窓表示]
  3. (3)押出チューブ[別窓表示]
  4. (4)カップ・トレー[別窓表示]
  5. (5)レトルト[別窓表示]
  6. (6)パイプ[別窓表示]
  7. (7)押出コーティング[別窓表示]
  8. (8)共射出[別窓表示]
  9. (9)ガソリンタンク[別窓表示]
  10. (10)インジェクション[別窓表示]

ラインナップ・仕様

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ソアノール™のグレードは以下の通りです。
なお、ソアノール™の酸素バリア性はエチレン組成により変わります。

D2908 DT2904 DC3212 DC3203 E3808 ET3803 A4412 AT4403
エチレン組成 mol% 29 32 38 44
密度 g/cm3 1.21 1.19 1.17 1.14
融点*1 188 183 173 164
結晶化温度*1 163 160 152 144
ガラス転移温度*1 62 61 58 55
MFR*2 g/10min 8 3.8 12 3.8 8 4.0 12 3.5
OTR*4 cc・20μm/m2・day・atm 0.2 0.3 0.7 1.5
cm3・20μm/m2・24hrs・MPa 2 3 7 15
成形法 インフレフィルム
キャストフィルム
シート
ブローボトル
パイプ

*1 DSC法で測定
*2 210℃,21.168N {2,160gf}
*3 490N {50kgf} 荷重下、1mm×10mmノズルで測定
*4 20℃×65%RH

上記数値は、当社測定値ではありません。

製品に関するお問い合わせ

日本合成化学工業株式会社


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