米国・ルイジアナ州におけるMMAモノマープラント新設の最終投資決定を延期

2022年10月03日 事業関連

 三菱ケミカルグループ(以下「当社グループ」)は、米国ルイジアナ州ガイスマーにおいて、当社グループの独自技術である「新エチレン法(アルファ法)」 によるMMAモノマーのプラント新設プロジェクトを進めています。本プロジェクトの最終投資決定は当初2022年半ばを予定していましたが、現在の市場の変動性を踏まえ、6~18ヶ月間、決定を延期することをお知らせします。本プロジェクトは、現在フロントエンドエンジニアリング設計(FEED)段階を完了し、申請中である湿地および大気保護を含む各規制に関する関係省庁の許認可を2023年中に取得する見込みとなっており、2023年度中に最終投資決定を行う予定です。
 
 本プロジェクトは、新エチレン法(アルファ法)を用いた当社グループ3番目の工場として、米国のシェールガス由来のエチレンを原料とすることを企図しています。MMAの生産において可能な限りのカーボンフットプリント削減を達成すべく設計しており、低炭素社会への移行の観点で、当社グループとお客様の双方にとって重要な契機となります。
 
 また、今回、主要原料である一酸化炭素、メタノール等の製造設備も統合して設置する計画で、生産能力は単一ユニットとして世界最大規模である年産35万tを予定しています。
 
 当社グループは本プロジェクトの最終投資決定に向けて、引き続きガイスマーの全てのサプライヤーおよびパートナーと協力し、グローバルに展開する生産体制によりお客様の要求に応えていきます。


  • 2020年12月9日リリース 米国におけるMMAモノマープラント新設の土地取得について
https://www.m-chemical.co.jp/news/2020/1210322_7469.html

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