事例

Case study

宇宙

航空機分野よりも軽量化が要求される宇宙分野では、より炭素繊維複合材料(CFRP)は一般的な材料です。
ロケット、スペースシャトルにも使用されていますが、ここでは人工衛星の適用例を紹介します。

人工衛星

人工衛星
過酷な環境下での優れた寸法安定性

炭素繊維複合材料(CFRP)は宇宙開発に欠かせない材料です。その優れた比強度・比弾性率、そして温度変化の極めて大きな環境下でも持続する高い寸法安定性は深淵宇宙での高精度観測を実現させました。

「ゼロCTE(熱膨張率)」
部材の実現

炭素繊維は金属の約1/10である低熱膨張率により、高い寸法安定性を持っています。
更に負の熱膨張率を持つピッチ系高弾性炭素繊維を使用すれば、熱膨張率ゼロの部材設計が可能です。
高い弾性率、強度により打ち上げ費用、エネルギーを軽減する1gでも軽い部材設計が可能です。
数々の打ち上げ実績が示す通り、宇宙の厳しい放射線環境下でも安定した性能を発現します。

ピッチ系炭素繊維の高弾性グレード「K13C2U」が持つユニークな負の熱膨張率特性を活用し、樹脂の正の熱膨張率とバランスさせ「ゼロCTE」を実現しました。この部材は光学機器支持部材として太陽観測衛星に使用され、高精度観測に貢献しています。

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