サステイナブルリソース事業部

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材料と方法

1 撥菌性評価

1.1 使用菌株及び培養方法
Staphylococcus aureus 209P株とEscherichia coli K12株をそれぞれBHI溶液で37℃、18時間好気培養後集菌し、phosphate buffered saline(pH7.0)(以下、PBSと略す)で1.0×106 cfu/mlの菌懸濁液を調製した。
1.2 細菌付着評価
24ウェルプレート(92024、TPP社)の中に、celldesk(MS-92132、直径13.5 mm、住友ベークライト株式会社)にSEM用導伝性カーボン両面テープ(日新EM株式会社)で貼り付けた1.0 cm×1.0 cmの大きさに切断した被付着材料をそれぞれ静置後、S. aureus 209PとE. coli K12の菌懸濁液(PBSで調整)1.0×106 cfu/mlを1mlずつ加え、37℃で静置し、菌を付着させた。1時間後、各ウェルに1ml PBS溶液を3回加えて洗浄し、浮遊菌を除去した。2.5%グルタルアルデヒド溶液で1時間固定後、各ウェルに1ml PBS溶液を3回加えて洗浄した。得られた菌付着材料をピンセットで剥がして、電顕用試料台に菌付着面を上にSEM用導伝性カーボン両面テープで貼り付けた。金蒸着後、日立電子顕微鏡システムTM1000にて既報10)に従って観察した。

2 イソソルバイドポリカーボネートサンプル


イソソルバイドポリカーボネートのイソソルバイドのモル分率が異なる射出成形平板100×100 mm(厚さ1~2 mm)を5水準(ISB-PC A:モル分率30、ISB-PC B:モル分率50、ISB-PC C:モル分率60、ISB-PC D:モル分率70、ISB-PC E:モル分率85)作製した。ISB-PC Aのイソソルバイドモル分率は30で最も少なく、ISB-PC Eのイソソルバイドモル分率が最も多く85であった。

3 接触角性評価


自動接触角計(DM-300、協和界面科学株式会社)を用い、23℃、60%RH環境下で作製したイソソルバイドポリカーボネートのイソソルバイドのモル分率が異なるサンプルを5水準(ISB-PC A:モル分率30、ISB-PC B:モル分率50、ISB-PC C:モル分率60、ISB-PC D:モル分率70、ISB-PC E:モル分率85)の射出成形平板100×100 mm(厚さ1~2 mm)の中央部付近の表面に純水2.0μLを滴下し、直後の接触角を測定した。

4 統計処理


細菌付着評価は3回行い,既報11)に従い画像解析計測ソフトWinRoofを使用し、材料表面積あたりの菌付着数を算出した。平均値を算出し、t検定を実施した。**(p<0.01)接触角評価は各サンプルについて3回測定し、平均値を算出した。

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出典

高分子論文集 74 巻 (2017) 6号 p. 631-634
出版元; 公益社団法人 高分子学会