合成吸着剤は、比表面積500~1200m2/dry-gの多孔質構造を持たせた球状の架橋高分子です。芳香族系HPシリーズ、芳香族系SPシリーズ、メタクリル酸エステル系HP2MGがあり、ペプチド、蛋白質、ポリフェノール、セファロスポリンC等の吸着精製、柑橘果汁中の苦味物質の吸着等に使用されています。

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特徴

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合成吸着剤は、特殊な合成技術により比表面積500~1200m2/dry-gの多孔質構造を持たせた球状の架橋高分子です。合成吸着剤は、樹脂内の細孔表面と被吸着物質間の物理的相互作用により溶液中から種々の有機物を吸着することが出来ます。
芳香族系HPシリーズ、セパビーズシリーズ(芳香族系SP800シリーズ、芳香族系SP70、芳香族系SP700、芳香族系修飾型SP207)、メタクリル酸エステル系HP2MGのグレードがあります。クロマト分離用吸着剤として小粒径合成吸着剤があります。

合成吸着剤はその多孔質構造と吸着原理から活性炭と比較されますが、活性炭の細孔に比べ、数十~数百オングストロームと大きな細孔を持っていることから比較的大きな有機物の吸脱着が出来ます。そのため、抗生物質などの醗酵生成物の吸着精製や不純物の除去などに広く利用されています。
また、吸着剤として比較されるものにアルキル基結合シリカゲル系吸着剤もありますが、合成吸着剤はその化学構造から容易に分かるように酸・アルカリ条件に対しての耐久性に優れているため、広範囲な吸着・溶離条件の適用が可能で安定的に長期間使用することができます。

用途

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医薬・食品等の分離精製に使用されます。

ラインナップ・仕様

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ダイヤイオンHP20・HP21は、弊社が初めて開発したスチレン-ジビニルベンゼン系合成吸着剤で、細孔径の大きな細孔を持つことから、分子量1000以上のペプチド、蛋白質、ポリフェノール等の吸着精製に適した芳香族系合成吸着剤です。
また、ダイヤイオンHP20は、細孔半径260Åと非常に大きな細孔を持つことからクロマト分離の充填剤としても高い分離性能を発揮します。

セパビーズSP825、SP850は、比表面積が約930m2/dry-gと大きな比表面積を持った芳香族系合成吸着剤で、分子量1000以下の低分子の吸着精製に優れた性能を発揮します。
特に、高比表面積を利用し、醗酵法で製造されるセファロスポリンC等の吸着精製に広く使われています。

セパビーズSP70は、高純度の原料(ジビニルベンゼン:DVB)を使用しており、米国FDA基準*(食品医薬品局)に適合した芳香族系合成吸着剤で、中程度の細孔径を持つことから柑橘果汁中のナリンギン等の苦味物質の吸着に優れた性能を発揮します。

セパビーズSP700は、中程度の細孔径で大きな比表面積(1200m2/dry-g)を持った芳香族系合成吸着剤で、発酵液からの抗生物質の回収等、医薬品・有価物の抽出濃縮や精製に優れた性能を発揮します。
また、中程度の細孔径で大きな比表面積を持つことから高い吸着性能を持ちながら溶離特性に優れた製品となっています。

セパビーズSP207は、芳香環に臭素を導入した芳香族系合成吸着剤で、細孔表面の疎水性が強いことから親水性の高い有機物に対しても優れた吸着性能を発揮します。
また、比重が高いことからバッチ吸着、アップフロー通水が可能です。

ダイヤイオンHP2MGは、親水性の高いメタクリル酸エステル系合成吸着剤で疎水性の高い有機物や蛋白質の抽出濃縮や精製に高い性能を発揮します。
また、水素結合、疎水結合の差を利用し、天然性物質の抽出物のクロマト分離用充填剤としても良好な性能を発揮します。
特殊な利用方法としてトコフェロールなどの脂溶性物質を順相モードでクロマト分離精製することが可能です。

最近、新しい分離精製技術としてクロマト分離法が注目されています。弊社ではクロマト分離用合成吸着剤として粒子径が約100µmの合成吸着剤を取り揃えております。

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イオン交換樹脂事業部
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