自動車関連事業推進センター

機能性ポリカーボネート樹脂を用いた自動車内装部品の高付加価値化2.「ユーピロン®」PC/ABS樹脂艶消しグレード

  自動車内装用樹脂部品において、その質感の点から低光沢材の要求がしばしばある。光沢は樹脂特有のものであり、光沢を抑制するため成形品にシボ加工を施しても、満足できるレベルまで光沢が低減されない場合も多い。とりわけ三次元曲面形状とした際にその光沢感が目立ちやすく、そのため低い光沢性を有する樹脂材料への要望が根強くあった。

  MEPでは、この光沢に関する問題を解決すべく、「ユーピロン®」PC/ABS樹脂艶消しグレード(表1)を新たに開発した。当該グレードは、従来のPC/ABS樹脂の特性を残しつつ、光沢を低減させる特性を有する材料を選定し、独自のアロイ化技術を駆使して得られた材料である。当該材料の成形品は図1に示すように、成形品表面の光沢が明らかに抑えられている。光沢の指標の一つに60ºグロスがあり、光沢が高いほど値は100%に近づき、逆に低いほど0%に近づく。従来のPC/ABS樹脂(一例としてMB2219R)の60ºグロスの値は100%であるが、「ユーピロン®」PC/ABS樹脂艶消しグレードである、開発材①は62%、開発材②は70%と大きく光沢が低減している (図2)。

  開発材①および開発材②とも従来のPC/ABS樹脂であるMB2219Rに匹敵する機械物性となっており、最終製品に対する質感等外観への要求に合わせて、適宜選択可能である。


次へ


    <おこわり>

  • 本Automotive Materials誌(以下「本紙」といいます。)に掲載しているすべての情報(商標、ロゴマークなどを含む)は、各国の著作権法、商標権、各種条約及びその他の法律で保護されています。発行人からの事前の承諾を得ることなく、私的使用その他法律によって明示的に認められる範囲を超えて、これらの情報を使用(複製、送信、頒布、改変、販売、出版、転用、掲示など)することはできません。
    又、本誌をご利用になったことにより生じるいかなる損害についても、一切の責任を負いませんので、予めご了承ください。
  • 著作権の関係上、写真・図表は掲載しておりません。写真・図表を希望の方はお問合せフォームに必要事項を入力してご請求ください。
    発送に数日かかる場合がありますので、予めご了承ください。なお、一回につき一号とさせていただきます。
  • 内容はすべて発行当時のものです。名称やお問い合わせ先など、変更となっている場合がありますので、予めご了承ください。