ゴーセノール™は、その優れた水溶性、接着性、造膜性、化学的安定性を利用し、接着、紙、乳化、懸濁、繊維、フィルムなどの工業原料、加工剤として、国内及び世界各国のユーザーに使用されています。

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特徴

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ゴーセノール™(ポリビニルアルコール ポバールやPVOHとも略される)は、酢酸ビニルを重合して得られるポリ酢酸ビニルをケン化することにより製造されます。

その優れた水溶性、接着性、造膜性、化学的安定性を利用し、接着、紙、乳化、懸濁、繊維、フィルムなどの工業原料、加工剤として、国内及び世界各国のユーザーに使用されています。ゴーセノール™は、大部分が水酸基の完全ケン化型と酢酸基を持つ部分ケン化型に大別されます。これらの関係を図示すると下記の様になります。

 

但し重合度の違いは通常粘度で代用し一定濃度(通常は4%、20℃)における粘度として表示しております。

ゴーセノール™は重合度・ケン化度によりその特性は大きく変化します。その特性は一般に下表のようになります。


重合度が

高くなると

低くなると

溶液粘度は

高くなる

低くなる

皮膜強度は

強くなる

弱くなる

溶解性は

水に溶けにくくなる

水に溶けやすくなる

ケン化度が

高くなると

低くなると

溶液粘度は

若干高くなる

若干低くなる

皮膜強度は

若干強くなる

若干弱くなる

溶解性は

冷水に溶けにくくなる

冷水に溶けやすくなる



ゴーセノール™の特徴として次のような点が挙げられます。

1)水溶性
ゴーセノール™(PVOH)の水に対する溶解性は品種により異なります。 概ね粘度の低い品種の方が溶けやすい(溶解速度が速い)傾向にありますが、ケン化度によっても溶解性は大きく変わります。

2)耐溶剤性
酸、アルカリには軟化または溶解しますが、ほとんどの有機溶剤、動植物油、グリースには溶解しません。

3)界面活性能
水溶液の表面張力は部分ケン化物の方が、完全ケン化物に比べて低い値を示します。

4)接着力
ゴーセノール™(PVOH)の水溶液は繊維、紙、木材のような多孔質かつ親水性の表面をもった物質に対し、極めて強い接着性を示します。

5)皮膜形成能
ゴーセノール™(PVOH)フィルムは透明性、ガスバリヤー性、防曇性、耐溶剤性、非帯電性、透湿性等の優れた特徴があります。

6)化学反応性
ゴーセノール™(PVOH)は安定した高分子化合物で、通常単体では腐敗、分解、重合などは起こりません。特定の触媒の存在下では、各種反応が起こります。

7)安全性
ゴーセノール™(PVOH)は急性毒性、ガン原生性、変異原生性すべてにおいて陰性であり、安全性の高い合成樹脂です。

なお、基本物性などの特性はこちらをご覧下さい

用途

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ゴーセノール™は紙の表面加工樹脂、塩ビ懸濁重合の分散安定剤、合成樹脂エマルジョンの乳化剤、接着剤、バインダー、造粒バインダーなどの医薬品添加剤、経糸用糊剤や織物加工用樹脂などの用途に用いられます。
詳しくは以下をご覧下さい。

紙加工用途
塩ビ懸濁重合分散剤用途
乳化剤用途
接着・バインダー用途
医薬品添加物用途
繊維用途
その他用途

ラインナップ・仕様

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一般銘柄
・N型ゴーセノール™(完全ケン化型)
・A型ゴーセノール™(準完全ケン化型)
・G型ゴーセノール™(部分ケン化型)
・K型ゴーセノール™(部分ケン化型)


特殊銘柄
反応型PVOH Zシリーズ
  分子内に反応性に優れたアセトアセチル基を有する特殊変性PVOHです。
カチオン性PVOH Kシリーズ
  カチオン基(4級アンモニウム塩)を側鎖に有する変性PVOHです。

アニオン性PVOH Lシリーズ
  分子内にスルホン酸基を有するアニオン性の特殊変性PVOHです。

・アニオン性PVOH Tシリーズ
  分子内にカルボキシル基を有するアニオン性の特殊変性PVOHです。

・低ケン化PVOH LLシリーズ
  水にはほとんど溶解しない低ケン化度のPVOHです。

 ・低ケン化PVOH LWシリーズ
   親水性・親アルコール性を有する、水溶液タイプの低ケン化度PVOHです

高純度PVOH EGシリーズ
   不純物を極力除いた高品位のポリビニルアルコールで、JPE、USP、EPの医薬品添加物規格及び医薬部外品原料規格に適合したグレードです。

親水基変性PVOH WOシリーズ
側鎖に親水性のエチレンオキサイド基を有するノニオン性の特殊変性PVOHです。

製品に関するお問い合わせ

日本合成化学工業株式会社


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