ポリグリセリン脂肪酸エステルは、植物油由来のグリセリンを脱水縮合したポリグリセリンと植物油由来の脂肪酸をエステル結合させた食品用乳化剤です。HLBの幅が広いため他の乳化剤より広い範囲での利用が可能です。

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リョートーポリグリエステルの製法

 

リョートーポリグリエステルは植物油由来のグリセリンを脱水縮合によりポリグリセリンにしたあと、植物油由来の脂肪酸をエステル結合させて作られます。ポリグリセリンの重合度と脂肪酸の種類およびエステル化度によって、それぞれに特性を備えた銘柄が作られています。

リョートーポリグリエステルの化学構造式

 

グリセリンを平均10個縮重合したポリグリセリンに脂肪酸をエステル結合したモデル構造式です。ポリグリセリンの重合度は平均10個で、前後に分布します。また、脂肪酸のエステル化度(いくつの脂肪酸が結合しているか)も平均で、結合する場所(水酸基=OHと結合)も様々です。従ってポリグリセリン脂肪酸エステルは、多くの種類の構造式を持ったエステルの混合物です。

1)ポリグリセリン脂肪酸エステルは、HLBの幅が広いため他の乳化剤より広い範囲での利用が可能です。
2)脱臭工程の工夫により風味を大幅に改善しました。従来ポリグリセリン脂肪酸エステルは油臭やロウ臭が問題でしたが、脱臭工程を充実させることによって改善しました。
3)製品中の脂肪酸石鹸量を極力抑えたことにより、pHの影響を受けにくく、広いpH範囲で安定した機能(効果)が得られます。
4)リョートーポリグリエステルは、耐酸性、耐凍結性、耐熱性、耐塩性等の優れた機能を有しています。ショ糖脂肪酸エステルなど他の乳化剤と併用することによって相乗効果も期待できます。

用途

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リョートーポリグリエステルは、幅広い食品分野を始め清浄剤や防曇剤等にも使われています。

用途マップ

 

ラインナップ・仕様

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銘柄一覧

・銘柄の見方
リョートーポリグリエステルには、脂肪酸の種類とHLB値によって多くの銘柄(グレード)があります。
銘柄の見方を以下に示します。

 

・社内管理値
社内管理値は、原料のポリグリセリンに対する脂肪酸のモル比です。従って、数値の大きい方が多くの脂肪酸がエステル結合するため親油性になり、数値の小さい方が親水性になります。

・ポリグリセリンの平均重合度
当社ポリグリセリンは平均重合度が約10のデカグリセリンです。(Dと表記)

脂肪酸の種類

記号

脂肪酸名

炭素数

二重結合の数

CE

カプリル酸

C8

 

L

ラウリン酸

C12

 

M

ミリスチン酸

C14

 

S

ステアリン酸

C18

 

O

オレイン酸

C18

1

B

ベヘニン酸

C22

 

製品一覧

リョートー®ポリグリエステルの使用方法

・溶解および分散方法
HLBの高い親水性の銘柄は、水に添加してください。HLBの低い親油性の銘柄は、油脂に添加してください。
どちらも添加したあと、ポリグリセリン脂肪酸エステルの融点以上(60℃〜80℃)に加温し、よく撹拌溶解してからご使用ください。リョートーポリグリエステルには、銘柄によって粘度の高い半固体状の製品がありますが、加温することによって流動性が得られますので、小分けや秤量時には加温することをお勧めします。


リョートー®ポリグリエステルを使用した食品への表示方法

本品を食品に使用した場合の表示は、原則として「グリセリン脂肪酸エステル」または「グリセリンエステル」ですが、乳化剤の目的で使用した場合は「乳化剤」という一括表示が可能です。また、ガムベースの目的で使用した場合には「ガムベース」と一括表示することができます。


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三菱ケミカルフーズ株式会社


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