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プレスルーム 2011年
4月14日
2011年4月14日
三菱レイヨン株式会社
中国における水処理用パッケージ装置 販売開始のお知らせ
 
三菱レイヨン株式会社(以下「当社」)は、近年拡大を続ける中国水処理市場向けに中空糸膜製品を販売してきましたが、多様化するニーズに応えるため、本年4月より、膜エレメント加工をおこなっている「大連麗陽環保機器有限公司」(当社100%子会社)の業務範囲を拡大し、従来の膜製品に加え、各種水処理パッケージ装置の販売を開始しました。
今後は、2015年度までに約30億円の販売規模にすることを目標とします。
1.商品の概要
(1) MBRシステム(膜分離活性汚泥法)排水処理装置 (日本国内商標《アクアメイト》)膜分離槽、吸引ポンプ、ばっ気ブロア、膜洗浄機構、操作盤などをオールインパッケージにしたMBR法(膜分離活性汚泥法)による排水処理装置。
子会社の日本錬水㈱の持つ高度水処理装置を組合せることで、再利用水の質の向上を図り、再冷却水やボイラー水などへの用途拡大が可能。
  用途: ビル・ホテルの雑排水再利用や工場(食品・化学・製紙工場)や病院排水の回収再利用。
  特長: 1台当たり処理量50t/日から800t/日タイプまでを取り揃える。
「MBRシステム排水処理装置」
(2) 鉱物油排水処理装置
当社が開発した鉱物油を選択的に吸着する特殊素材《ダイヤマルス》を使用した、パッケージタイプの鉱物油含有排水処理装置。
  用途: 自動車、機械、製鉄、発電所などの油の混ざった排水を排出する工場や、鉄道車両基地やバス洗車場などの排水再利用。
  特長: 従来法(凝集加圧浮上法)と比較し、操作の簡便性、処理水の安定性、処理水質に優れる。また処理水中の油分・COD(※1)・SS濃度(※2)をほぼゼロにできるため、処理水を再利用することが可能。
  (※1) COD:水の汚れ表す指標のひとつで、化学的酸素要求量の略。
(※2) SS濃度:水の汚れを表す指標のひとつで、水中浮遊物(水に溶けない物質)の濃度。
(3) 脱気装置
液体中に溶存するガスを高精度で除去する装置。
  用途: 食品・飲料の酸化劣化防止、医療機器の誤測定防止、射出成型金型冷却水の防錆など様々な用途。
  特長: 当社が開発した三層複合中空糸膜を利用しており、連続処理が可能で、他の処理方式に比べコンパクトな装置設計となっています。また非多孔質構造を持っている為、液体の漏れがなく、水以外の液体の脱気も可能。
(4) 浄水装置
家庭用浄水器にも用いられているMF膜(※3)や、UF膜(※4)を用いた浄水装置。
  用途: 地下水や工業用水を処理し、安全な飲料水を提供する装置。
  特長: 加圧タイプと浸漬タイプを持ち、現場状況に応じた装置提案が可能。
原水の水質や処理水の目標水質に応じて、日本錬水の純水・用水装置との組合せにより、あらゆるニーズに対応可能。
  (※3) UF膜:限外ろ過膜のことで、分離性能は分子量1,000~200,000。
(※4) MF膜:精密ろ過膜のことで、分離性能は0.01~10μm(マイクロメートル)粒子。

「浄水装置」

2.パッケージ装置販売の背景
  中国では、急速な工業化や都市化の進展に伴い、主要都市部での慢性的な水不足に加え、取水源の水質汚染の深刻さが増しています。当社は他社に先駆け、MBRシステム(膜分離活性汚泥法)技術を中心とした下排水の浄化や回収再利用に積極的に取り組んできました。
また中国政府は、水処理関連事業に今後10年間で約50兆円の国家予算を拠出することを発表しており、同国水市場は、今後ますます拡大していくものと予想されます。
当社は、MBRシステム技術を利用したパッケージ装置をはじめ、様々な市場ニーズにマッチした特徴あるパッケージ装置を販売することで、中国水処理市場における確固たる地位の確立を目指します。
3.大連麗陽環保機器有限公司 会社概要
 
  代表者: 田中丸 直也 (董事総経理)
  所在地: 中国遼寧省大連経済技術開発区
  設立: 2002年5月
  資本金: 約2億円
  売上高: 2.4億円 (2010年度)
  従業員数: 約100名
  業務内容: 機能膜製品の製造・販売
水処理装置の販売
****本件に関するお問い合わせ先 ****
三菱レイヨン株式会社 広報室  電話:03-5495-3100
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