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プレスルーム 2010年
6月29日
2010年6月29日
三菱レイヨン株式会社

『下排水処理用中空糸膜SADF™の開発・工業化』で
平成21年度「繊維学会技術賞」を受賞

 
三菱レイヨン株式会社(本社:東京都港区、社長:鎌原正直、以下当社)は、『下排水処理用中空糸膜SADF™の開発・工業化』で平成21年度「繊維学会技術賞」を受賞し、6月16日開催された繊維学会年次大会において表彰を受けました。
当社は、かねてより中空糸膜を用いた水処理ビジネスをグローバルに展開し、近年注目されている膜分離活性汚泥法(Membrane Bio-Reactor、以下MBR)では、これまでに3,000件以上の納入実績があります。今回受賞した下排水用中空糸膜SADF(商標名《ステラポアーSADF™》)は、このMBRに用いられ、汚濁物質と微生物を高い信頼性で分離するのは勿論、膜表面の汚染を除去するための化学的・物理的洗浄に耐え、長期間に亘って安定的に連続使用できる特徴があります。
1.《ステラポアーSADF》の特徴

(1)高い透水性能
当社従来品中空糸膜に比べ、約3倍の透水性能。

(2)耐薬品性
耐薬品性に優れたフッ素系高分子(ポリフッ化ビニリデン)の中空糸膜。

(3)高強度
特殊テキスタイル技術の応用による筒状高強力支持体により物理的強度を向上。

(4)高分離信頼性
二層複合溶液紡糸技術により、膜表面と内層部の二箇所に分画層を形成。

2.MBR法の特徴
(1) 省スペース:処理タンクを小さくすることができ、最終沈殿池、汚泥濃縮槽も不要。
(2) 良好な処理水質:微細な孔でろ過するため、大腸菌や原虫などを含まない良好な処理水が得られ、中水(散水用、トイレ用、冷却用など非飲用水)として再利用も可能。
(3) 容易な維持管理:膜による活性汚泥と処理水の固液分離が簡便で、維持管理が容易。
3.《ステラポアーSADF》を用いたMBRの実用例
韓国天安市では、日量3万トンの廃水処理設備が2009年5月より稼働しています。本設備は、MBRの省スペースとなるメリットを活かし、人口増加に伴い生活水の需要も増加している天安市の生活排水を現有の施設内で処理できるばかりでなく、近隣の河川にMBR処理水を排水し河川の浄化にも役立っています。
4.繊維学会技術賞について
繊維学会は1943年に創設され、長年にわたり日本の繊維科学および繊維産業の発展に貢献してきました。「繊維学会技術賞」は同学会員を対象とし、繊維に関する技術について優秀な研究、発明または開発を行い、繊維工業の発展に貢献した個人またはグループに贈られるものです。
5.過去の当社水処理膜技術の受賞実績
  • 高分子学会賞(1985年)
    ポリオレフィン系中空糸膜の微細多孔質化技術の開発と工業化
  • 化学工学会技術賞(1993年)
    中空糸膜フィルターを用いた発電プラント復水・廃液処理システム開発
  • 日本工業用水協会日刊工業新聞社賞(2004年)
    膜分離活性汚泥法の開発
****本件に関するお問い合わせ先 ****
三菱レイヨン株式会社 広報・IR室  TEL:03-5495-3100
リリースの内容は発表日現在のものです。
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