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プレスルーム 2003年
7月11日
2003年7月11日
三菱レイヨン株式会社
三菱レイヨン・エンジニアリング株式会社
~ 下排水処理用の中空糸膜ユニットを開発致しました ~
 三菱レイヨン株式会社(本社:東京都港区、社長:皇 芳之)は、膜の「透水性能」や「耐久性」を、従来品に比べ格段に向上させた中空糸膜ユニット(ADF膜ユニット)を、開発しました。今後、当社は、広く膜エレメント販売や膜ユニット販売を行うことにより、水・環境事業分野での事業拡大を目指します。また、グループ会社である三菱レイヨン・エンジニアリング株式会社(本社:東京都港区、社長:児嶋 英樹)は、ADF膜ユニットを使用した下水処理場などの大型プラント受注による事業拡大を目指します。これにより、三菱レイヨングループで、5年後、100億円の売上を見込んでいます。

背景
 下排水処理用途では、三菱レイヨン・エンジニアリング株式会社が、1998年より、日本下水道事業団との膜分離活性汚泥法の実用化研究に参画し、膜処理が下水処理に適用可能であることを実証しました。下排水処理用途では、膜ユニットの長期間にわたる安定運転が求められています。それを実現するため、新たにADF膜ユニットを開発しました。

 従来からのポリエチレン製微多孔質中空糸膜を使用した中空糸膜ユニットは、ハンドリングの容易性や付帯設備の簡略性などの特長を生かし、産業排水処理や合併浄化槽では、既に国内外合わせて、1,100箇所以上で使用されています。

【ADF膜エレメントとADF膜 表面写真】
【ADF膜エレメントとADF膜 表面写真】
新製品の特徴

高い透水性能
従来のポリエチレン製中空糸膜に比べ、約3倍の透水性能があります。また膜性能を有効に引き出すために、中空糸膜径、エレメントでの中空糸膜長を、最適化しました。

耐薬品性
耐薬品性に優れたフッ素系高分子の中空糸膜です。これにより、オゾンや次亜塩素酸ナトリウムなどの酸化剤による、頻繁な繰り返し洗浄が可能となりました。

高強度
特殊な中空糸膜構造を採用しました。中空糸膜1本当りの強度が、当社従来比で約60倍に向上しました。

洗浄効果の高いエレメント、ユニット構造
ユニット構造は、中空糸膜表面の洗浄効果に優れた中空糸膜縦型としました。これにより、長期間にわたる安定運転が可能になりました。
今後の展開
 ADF膜ユニットは、2001年より行っている日本下水道事業団との共同研究に投入し、性能評価と使用技術の開発を続けています。
 三菱レイヨンは、大型施設向けのADF膜、及び、中小型施設向けのポリエチレン製膜の二種類を持ったことにより、さまざまな排水処理ニーズに対応できるようになりました。ADF膜ユニットは、市場開発を進めながら試験販売を行い、1~2年後の本工場建設を計画しています。
 なお、ADF膜エレメントは、7月22日~25日まで東京ビッグサイト(有明・東京国際展示場、住所:東京都江東区3-21-1)で開催される、下水道展‘03東京に、出展します。
主な仕様
  膜素材 ポリフッ化ビリニデン(PVDF)
  公称孔径 0.4m
  ろ過方法 浸漬吸引式
  エレメント配置 縦型
*** この資料に関するお問い合わせ ***
三菱レイヨン株式会社 広報・IR室  TEL:03-5495-3100
機能膜製品部    TEL:03-5495-3152
三菱レイヨン・エンジニアリング株式会社  
技術企画推進部   TEL:03-5495-3289
リリースの内容は発表日現在のものです。
その後内容が変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。