三菱レイヨン・豊田通商 中国での水処理O&M事業を開始
現地水処理運営管理会社へ共同出資
~ 環境負荷の高い染色排水を総合的に処理することで水質改善に貢献 ~
三菱レイヨン株式会社(本社:東京都港区、社長:越智 仁、以下:三菱レイヨン)と豊田通商株式会社(本社:愛知県名古屋市、取締役社長:加留部 淳、以下:豊田通商)は、中国の大手水処理エンジニエリング会社である江西金達莱環保研発中心有限公司(本社:江西省南昌市、代表者:廖志民、以下:江西JDL社)の100%子会社 奉新金達莱環保有限公司(本社:江西省宜春市、代表者:廖志民、以下:奉新JDL社)へ共同出資し、中国で水処理O&M(運転・管理)事業に参画することで合意しました。
本プロジェクトは、環境負荷の高い染色排水を総合的に処理し再利用するもので、三菱レイヨンおよび豊田通商としては初めての水処理O&M事業となります。
本プロジェクトを起点に、三菱レイヨンと豊田通商の中国におけるネットワークを活用した水処理O&M事業を中国全土に展開し、環境対策に大きく貢献していきます。
【本プロジェクトの目的】
三菱レイヨンは、拡大を続ける中国の下排水処理市場において、中空糸膜(製品名《ステラポアー》)および中空糸膜を使用したMBR(Membrane Bio Reactor:膜分離活性汚泥法)システムを柱に事業を展開しています。
三菱レイヨンは、水処理事業の拡大において、現在のコア事業である膜販売ビジネスに加え、最も成長が期待されるO&M事業への進出を検討してきました。その第一歩としてこのたび、膜販売で長年良好な取引関係にあり、中国で豊富なMBR施工実績を持つ江西JDL社が2010年に設立したO&M会社である奉新JDL社の持分を51%取得することで合意しました。
奉新JDL社は、奉新県政府との間で、染色工業園区の排水処理に関する営業権契約を交わしており、同社に資本参加することで、同工業園区の排水処理・再利用のO&M事業を開始します。(計画処理水量:5万t/日量)
三菱レイヨングループは、中期経営計画「New Design APTSIS 15」の最終年度において、アクア事業の売上高を700億円へ拡大する目標を掲げており、O&M事業を中核の一つとしています。今後は、再利用を含めた工業系排水処理事業と関連企業の拠点網を利用したO&M事業を推進していきます。
豊田通商は、重点実施事業の一つとして水事業の開拓を進めており、2010年に水事業推進室を立ち上げ、産業分野へ特化した排水処理事業や汚泥処理事業へ取り組んできました。
このたび、豊田通商は、中国国内における水事業第一号案件として、三菱レイヨンと下排水処理事業のO&M事業に参入しました。今後は、上下水道事業への参入を図ると共に、再生水事業を中心に事業を推進していきます。
【奉新JDL社の会社概要】
| (1)会社名 |
:奉新金達莱環保有限公司
(Fengxin JDL Environment Protection LTD) |
| (2)代表取締役 |
:廖志民(リャオ ジー ミン) |
| (3)所在地 |
:中国 江西省 宜春市 奉新県 奉新工業園区 |
| (4)事業目的 |
:給水・汚水処理施設の建設・運営及びサービス、水資源の再生利用、
水処理設備の販売、水処理技術コンサルティングサービス |
| (5)設立 |
:2010年12月8日 |
| (6)資本金 |
:28百万RMB(約350百万円) ※2012年4月現在 |
【出資比率】
| 【出資前】
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【出資後(2012年6月予定)】
三菱レイヨン:51%
江西JDL:40%
豊田通商:9%
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【今後のスケジュール】
2013年4月 営業運転開始(予定)