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2015年01月29日
三菱樹脂株式会社(本社:東京都千代田区 社長:姥貝 卓美)は、透明蒸着ハイガスバリアフィルム「テックバリア®」シリーズにおいて、高い酸素バリア性および水蒸気バリア性を持ち、かつレトルト食品包装に対応したフィルム「テックバリア®LS」を開発し、2015年4月1日より販売開始します。現在主流となっているアルミ箔を使用したレトルト包装の代替用途を中心に拡販してまいります。
当社の「テックバリア®」は、プラスチックフィルムの上にシリカ※1を真空蒸着させて、酸素バリア性と水蒸気バリア性を付与した透明蒸着ハイガスバリアフィルムです。アルミ箔を用いた包装材と異なり内容物が容易に視認できるほか、ユーザーが金属探知機や電子レンジ(マイクロ波)を利用できることから、医療・工業・食品・化粧品などの包装材や、太陽電池のバックシート部材など、幅広い分野で利用されています。
今回、主にレトルト食品などの包装材をターゲットとして開発した「テックバリア®LS」は、優れた蒸着技術により、当社の「テックバリア®」シリーズにおいて、上記の特長に加え、レトルト対応のグレードとしては最高水準のバリア性である酸素透過度0.1cc/(m2・d・atm)※2(測定条件:25℃,80%RH)、水蒸気透過度0.1g/(m2・d)※3(測定条件:40℃,90%RH)、というバリア性を有しています。また、耐屈曲性試験を行った後でもバリア性を維持する特長があるので、これまで以上に内容物を長期間保存することが可能です。
当社は「テックバリア®LS」をレトルト食品向けの包装材として国内・海外の包装材加工メーカー等に拡販し、同分野のシェア拡大を目指してまいります。
※1・・シリカ(SiOx=ケイ素酸化物)
シリカは、地殻の約60%を占める珪素の酸化物。地上で一般的に存在する物質です。
※2・・酸素透過度 cc/(m2・d・atm )
1気圧の条件下で平方メートルあたり1日に透過する酸素量(cc)
※3・・水蒸気透過度 g/(m2・d)
平方メートルあたり1日に透過する水蒸気透過量(g)
【テックバリア®LSの主な特長 】
1.高い酸素バリア性および水蒸気バリア性を有しています
2.レトルト性能を有し、レトルト後も高いバリア性を維持します
3.耐屈曲試験後でも高いバリア性を維持します
4.アルミを使わない構成でレトルト包装が出来るので、電子レンジ(マイクロ波)の使用が可能です
5.印刷加工性が良好です
6.耐酸性、耐油性に優れているので、レトルト内容物が酢や油でも高いバリア性を維持します
7.金属探知機の使用が可能です
8.単独燃焼時に塩素系ガスを発生しません
【 酸素バリア性能、および水蒸気バリア性能 】
| テックバリアLS | 当社従来品 | ||
| 酸素透過度 cc/(m2・d・atm) 測定条件25℃/80%RH |
レトルト前 | 0.1 | 0.5 |
| レトルト後 (121℃×30分) |
0.2 | 0.5 | |
| 水蒸気透過度 g/(m2・d) 測定条件40℃/90%RH |
レトルト前 | 0.1 | 0.5 |
| レトルト後 (121℃×30分) |
0.3 | 0.5 | |
測定:テックバリア®LS,ナイロン,ポリプロピレンのラミネート構成で評価 (数値は代表値です)
【 写真:テックバリア®LS、および同製品を使用した製袋サンプル 】

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