掲載されているニュースについてのお問い合わせ先
三菱ケミカルグループ コーポレートコミュニケーション本部 電話:03-6748-7140
2013年07月16日
三菱樹脂インフラテック株式会社(本社:東京都中央区 社長:佐々木 真人)は、豪雨における河川の洪水による堤防の越水や、都市部の建物や地下への浸水を防ぐ可搬式特殊堤防「ダイヤレビーTM」を開発し、7月17日から販売を開始します。本製品は、基礎に立てた支柱の間に、軽量なプラスチックとステンレスのパネルを嵌め込む方式のため、従来の土嚢を積み上げる方式に比べて、短時間かつ容易に簡易の堤防を構築できます。
昨年7月に熊本県で発生した記録的な豪雨※1とそれに伴う甚大な被害のように、近年、集中豪雨による河川の氾濫被害が多発しています。また、都市部においても、局地的な豪雨による建物や地下への浸水被害が懸念されています。このような被害を防ぐためには、豪雨による増水時に、速やかに臨時の堤防を構築し、河川や都市部における水の氾濫を防ぐことが重要ですが、現在主流である土嚢の積み上げ方式は、重労働かつ設置作業に時間を要するという課題がありました。
今般発売する「ダイヤレビーTM」は、越水の危険性が高い河川の堤防や、都市部の建物や地下の入口に、事前に設置した基礎に支柱を立て込み、支柱の間にパネルを嵌め込むことで、約1mの高さの止水壁を一時的に作ることができる可搬式の臨時堤防です。使用するパネルは、塩化ビニル製の中空板とステンレス板とを貼り合わせており、金属の剛性とプラスチックの軽量性を併せ持ちます。パネルの重量は1枚当たり約8kg (高さ300㎜×幅1,500㎜×厚み30㎜)と軽量性を確保したため、土嚢の積み上げ方式に比べて運搬が容易で、短時間で設置が可能です。強度面においても、水圧1トンの荷重に耐えられることが当社の独自試験により実証されています※2。また、パネルに止水ゴムを付けることで支柱や上下のパネルの間、基礎との水密性を高め、水漏れの量を低減することができます。さらに、耐久性に優れた材料を使用しており、繰り返しの使用が可能です。
当社は、本製品を河川整備の遅れにより堤防の高さが不十分な地域や、浸水の危険性が高い都市部の地方自治体や民間企業に対して、新たな治水工法として幅広く拡販していきます。今後も、防災関連製品の開発に注力し、人々の安全・安心な暮らしの確保に貢献してまいります。
※1 熊本県阿蘇市阿蘇乙姫(アソオトヒメ)では、7月11日0時から14日24時までに観測された最大1時間降水量が108.0ミリ、最大24時間降水量が507.5ミリとなり、それぞれ観測史上1位の値を更新した。 (平成24年7月九州北部豪雨 H24.7.15気象庁発表資料引用)
※2 本製品を使用して水槽を作成し、その中に水を湛水して止水性やパネルの変形状態を確認した。
【写真:ダイヤレビーTMの設置例】

【製品仕様(標準品)】
規格寸法 :高さ300㎜×幅1,500㎜×厚み30㎜
重量 :約8kg/枚
本件に関する報道関係者のお問合せ先:(株)三菱ケミカルホールディングス 広報・IR室 03-6748-7140
製品に関するお問合せ先:三菱樹脂インフラテック(株) 土木資材部 03-3279-3073