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オーストラリアのビクトリア州で太陽光利用型植物工場の実証試験を開始

2013年04月04日

  三菱ケミカルホールディングスグループの三菱樹脂アグリドリーム株式会社(以降「MPAD」)および株式会社地球快適化インスティテュート(以降「TKI」)は、オーストラリア・ビクトリア州第一次産業省の関連会社であるAgriculture Victoria Services Pty, Ltd.(以降「AVS」)と共同で、同省が保有するノックスフィールド農業試験場においてホウレンソウなど葉菜類を栽培する太陽光利用型植物工場の実証実験を開始いたしました。

  

   オーストラリアは、国土の大半が砂漠に覆われ、度重なる干ばつと深刻な水不足により農業生産に大きな課題を抱えています。そのような状況の中、2010年7月からTKIは、ビクトリア州政府等と節水型農業技術の検討を進めてまいりました。その中で、同政府はMPADの太陽光利用型植物工場を節水型農業に貢献できるとして高く評価した一方、MPADとしても植物工場のグローバル展開における日本、中国に続く第三の拠点として、大いに期待できると判断し、双方の方向性が一致したことから、昨年11月にMPAD、TKIおよびAVSの3社で太陽光利用型植物工場の実証試験に関する契約を締結し、これまでその準備を進めてまいりました。
  

  本実証試験では、ノックスフィールド農業試験場の一部区域(約150㎡)に、MPADの閉鎖型苗生産システム「苗テラス」※1および葉菜用養液栽培システム「ナッパーランド」※2を設置しています。両システムを用いてホウレンソウを栽培した場合、通常の土耕栽培に比べて約5倍となる約20作/年が可能であり、かつ苦味が抑えられるため洗わずに、生でも美味しく食べることができます。本実証試験においては、MPADおよびTKIが今後のビジネス展開に伴う市場性の調査を、またAVSは試験栽培や収穫された野菜の栄養成分等の各種データの収集をそれぞれ担当いたします。

 

   私たちは、今般の実証実験を契機にオーストラリアでも積極的な事業展開を図り、安全安心かつ高品質な野菜を提供する次世代アグリビジネスの普及に努め、三菱ケミカルホールディングスグループが提唱するKAITEKI※3の実現を目指してまいります。なお、本実証試験によって良好な結果が得られた場合、MPADは現地パートナーとの共同で生産から加工、販売までを手掛ける現地法人を設立するなど、従来の植物工場の栽培システムの供給のみに留まらない新たなビジネスモデルの構築に向けて検討を進めてまいります。

 


  ※1 密閉空間で温度管理、光照射・灌水等を自動管理し、丈夫で均質な苗を短期間で育てるための設備
  ※2 水に養分を溶かした養液を循環させて、葉菜類を栽培するシステム
  ※3 人にとっての心地よさに加え、社会にとっての快適、地球にとっての快適を併せもったもので、真の持続可能な状態

 

【写真:ノックスフィールド農業試験場】

  

  

【写真:葉菜用養液栽培システム「ナッパーランド」】]

 

 

【会社概要】
・三菱樹脂アグリドリーム株式会社
本 社  :東京都中央区日本橋本石町1−2−2
代表者  :代表取締役 荻原 勝年
設 立   :2009年7月1日
資本金  :3億円(三菱樹脂株式会社 全額出資)
主要事業 :農業用フィルムの製造・販売
       灌水資材・ベタがけ資材等の農業資材・施設資材の販売
       養液栽培システムの製造・販売


・株式会社地球快適化インスティテュート
本 社  :東京都千代田区丸の内1−1−1 
代表者  :代表取締役社長 小林 喜光
設 立  :2009年4月1日
資本金  :1000万円(株式会社三菱ケミカルホールディングス 全額出資)
主要事業 : 持続可能なエネルギー・資源、気候変動をはじめとする地球環境問題、水・食糧危機、そして健康問題など、21世紀の人々が直面している様々な問題に関する研究・調査およびそれに対応する事業のための研究開発、ならびにこれら研究に関連する委託
 

 

 

<本件に関する報道関係のお問い合わせ先>

株式会社三菱ケミカルホールディングス 広報・IR室

TEL:03−6748−7140

 

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