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農業ハウス用高機能フィルムの中国現地法人の設立について 〜太陽光利用型植物工場も含めた農業ビジネスを中国で展開〜

2012年06月19日

 

  三菱樹脂株式会社(本社:東京都千代田区 社長:姥貝 卓美)は、農業ハウス用の高機能フィルム事業を中国において展開するべく、今般、中国江蘇省無錫市に100%子会社となる無錫菱樹農用薄膜材料科技有限公司を設立しました。本年秋に建設工事を開始し、来年夏の生産・販売開始を目指して取り組んでまいります。

  日本の農業資材の市場は、総人口の減少や農業従事者の高齢化、後継者不足とも相まって、飽和状態にあります。一方で、中国では、近年の急速な経済発展に伴い、安全安心な野菜を求めるニーズが高まるとともに、施設園芸(農業ハウスでの栽培)の近代化と大規模化が進展しています。施設園芸の作付面積においても、中国は日本の約70倍となる360万haと広大です。このような状況のなか、当社は、太陽光利用型植物工場を含めた農業関連資材事業を、グループ会社であるMKVドリーム株式会社※を中心に展開してまいりましたが、更なる事業発展のためには、海外市場への展開が不可欠となっていました。

  今般、設立した無錫菱樹農用薄膜材料科技社は、農業ハウスの外張りフィルムとして使用する高機能なコーティングを塗付したポリオレフィン系フィルム(以降、農POフィルム)を現地で製造・販売いたします。現在、中国で使用されている農業ハウス用フィルムは、耐久期間が1年程度の単層フィルムがほとんどですが、この農POフィルムは、多層で構成され、特殊な表面処理を加えることで、透明性、強度などの劣化を抑制しており、約3〜5年間の長期使用が可能です。中国ではこのような高機能タイプの農業ハウス用フィルムが未だ普及していませんが、施設園芸の近代化や大規模化に伴い、今後、急速に市場が拡大することが見込まれます。また、MKVドリーム社が、新たなビジネスとして注力している太陽光利用型の植物工場においても、このような高機能なフィルムが必要となっていくことから、その普及を中国において推進していくためにも、現地での製造・供給が不可欠であると判断しました。なお、本件に関わる総投資額は、約18億円です。

  三菱樹脂グループは、三菱ケミカルホールディングスが「次世代アグリビジネス」として位置づけている太陽光利用型植物工場やその関連資材事業をさらに発展させるべく、中国に設立した無錫菱樹農用薄膜材料科技社を中心として、中国のみならず、日本や韓国、ベトナム、オセアニア地域も含むアジア諸国を視野に入れ、その事業展開を推進してまいります。

 

※MKVドリーム社は、2013年1月1日付で「三菱樹脂アグリドリーム株式会社」に社名を変更いたします

                                                              

                                                      以 上

 
【新会社の概要】 
会社名   無錫菱樹農用薄膜材料科技有限公司
所在地   中国江蘇省無錫市錫山区
設 立        2012年5月21日
資本金   8億円
株 主    三菱樹脂株式会社100%
代表者   董事長 大林 厚、総経理 吉本 和宏
事業内容  農POフィルムの製造販売会社
生産能力  約4,000t/年 


【写真:ハウスに被覆された農POフィルム】

 

 

 

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