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2012年01月31日
三菱樹脂株式会社(本社:東京都中央区 社長:吉田 宏)は、透明蒸着ハイガスバリアフィルム「テックバリア®」シリーズにおいて、アルミ箔に匹敵する水蒸気バリア性(水蒸気透過率10−2 レベル)に加え、UVカット性(紫外線吸収機能)を付与した「テックバリア®MX」を開発し、2012年2月1日に発売します。高いレベルのバリア性能とUVカット性能が要求される医療・医薬品、精密機器部品分野の包装材として拡販してまいります。
当社の「テックバリア®」は、プラスチックフィルムの上にシリカ*を真空蒸着させて、水蒸気バリア性と酸素バリア性を付与した透明蒸着ハイガスバリアフィルムです。アルミ箔の包装材と異なり内容物が容易に視認できるほか、ユーザーが金属探知機や電子レンジ(マイクロ波)を利用できることから、医療・工業・食品・化粧品などの包装材や、太陽電池のバックシート部材など、幅広い分野で利用されています。
今回、主に医療・医薬品などの包装材として開発した「テックバリア®MX」は、優れた蒸着技術により、当社の「テックバリア®」シリーズにおいて最高水準のバリア性である水蒸気透過率0.05(g/(㎡・day)、40℃/90%RH)、酸素透過度0.8(ml/(㎡・day・MPa)、25℃/80%RH)といったアルミ箔に匹敵するバリア性を実現しつつ、ベースフィルムの改良などにより、従来品と比べて長波長領域の紫外線を大幅に遮断できます。そのため、これまで以上に内容物の長期保存が可能になります。
この透明な「テックバリア®MX」をアルミ箔による包装材の代替材料として使用する事で、医療分野において、医療品・医療器具などの誤使用などの医療過誤防止、分包顆粒薬の飲み残しなどの確認、外包装をRSSコード貼り付け工程省略、また、工業分野においては内容物が容易に確認できることによる作業効率の向上などが期待できます。
当社は、「テックバリア®MX」を医療・医薬品、精密電子機器部品の包装材として拡販していき、5年後で30億円の売り上げを目指してまいります。
※シリカ(SiOx=ケイ素酸化物):シリカは、地殻の約60%を占めるケイ素の酸化物
【テックバリア®MX ガスバリア性能】
酸素透過度:0.8 (ml/(㎡・24hrs・MPa)、25℃×80%RH)
水蒸気透過度: 0.05(g/㎡・day)、40℃×90%RH)
【テックバリア®MX 紫外線線透過率】
紫外線透過率(%)
300nm 0
360nm 0.0
364nm 10.0
400nm 72.4
【写真】 テックバリア®MXの用途例

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三菱樹脂株式会社 総務部 広報室
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バリアフィルム・太陽電池部材プロジェクト
TEL:03−3279−3406