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ICタグを使ってレンタルコンテナと内容物を一元管理

2010年09月10日

イフコ・ジャパン株式会社
大日本印刷株式会社

 

 レンタルコンテナ最大手のイフコ・ジャパン株式会社(本社:東京 社長:飯田茂樹 資本金:4億9,500万円、以下:イフコ・ジャパン)と大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円、以下:DNP)は共同で、折畳み式のレンタルコンテナに独自に開発したICタグを装着して、レンタルコンテナと搬送される青果物の情報を一元管理するシステムを構築しました。このシステムは、農林水産省が推進する新技術活用ビジネスモデル実証・普及事業に基づき、同省の助成を受けて開発を進めてきたものです。今回の実証実験では、イフコ・ジャパンが農協などの集出荷業者と青果物の加工業者にICタグのリーダライタ一式をそれぞれ貸与して、流通過程でのレンタルコンテナの適切な出荷・回収の運営の検証を実施しました。

 

●背景
 現在、青果物の多くは段ボールで搬送されていますが、段ボールは組み立てに手間がかかるだけでなく、積載時の潰れや雨による強度劣化などによって青果物の品質が損なわれる場合があります。また、繰り返しリユースできるプラスチックコンテナと違い、段ボールは使用後に廃棄され、焼却によるCO2の発生など環境の面でも課題があります。そのため、近年、青果物の流通にリユース可能なプラスチック製のレンタルコンテナを利用するケースが増えてきています。
一方、レンタルコンテナは、その流通過程で正規にレンタルコンテナ会社に返却されずに在庫不足が発生するなど、レンタルコンテナの迅速な回収など適切な管理が求められていました。
今回、これらの課題に対応すべく、イフコ・ジャパンとDNPは共同で、UHF帯ICタグを折畳み式のレンタルコンテナに装着してコンテナの貸出・返却・在庫状況を可視化するとともに、コンテナで搬送される青果物のトレーサビリティ情報(生産者、品種、等級、重量、受入時間など)をコンテナ単位で一元管理できるシステムを構築しました。また、青果物の商品情報やコンテナの出荷・回収情報についてはDNPが運営するデータセンターで管理します。

 

●システムの概要
 折畳み式のレンタルコンテナに装着する1枚のUHF帯ICタグのユニークIDを活用し、以下の2つのシステムを構築することで、コンテナと搬送される青果物のトレーサビリティ情報の一元管理を実現しました。
(1)コンテナ管理システム
 個々のコンテナの貸出・返却・在庫状況のほか、洗浄履歴などを管理し、コンテナの出荷・回収業務の効率化を実現しました。課題となっていたレンタルコンテナの在庫管理については、いつ、どこに、どれだけレンタルコンテナが配送されたかという情報を関係者間で共有することにより、迅速な回収を促進します。
(2)青果物入出荷管理システム
 コンテナで搬送する青果物の商品情報をリアルタイムで把握し、生産者、品種、等級、重量、受入時間など迅速なトレーサビリティを実現します。

   
<折畳み式のレンタルコンテナ>   <コンテナに装着するICタグ>


●ICタグの特長
 DNPが今回開発したICタグは、風雨や冷温・高温など、どのような気象条件にも対応した、優れた耐久性や防水性、落下や振動に対する耐性を有しています。また、折り畳まれたコンテナをパレットに積み上げた状態で、イフコ・ジャパンの貸出単位である275枚の一括読取を実現しています。

●今後の展開
 今回の実証実験では、外食産業向け加工業者にルートを限定しましたが、今後は量販店向け等にも拡大するとともに、本システムの本格運用に向けて、イフコ・ジャパンで扱う全てのレンタルコンテナに順次ICタグを導入していく予定です。
なおDNPは、9月15日(水)から東京ビッグサイトで開催される「第12回自動認識総合展」のDNPブースに本製品を展示する予定です。

以上

 

<本件に関するお問合せ先>
イフコ・ジャパン株式会社 企画部 目良  TEL:03-5401-7431
大日本印刷株式会社 広報室 新海  TEL:03-5225-8220