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【2012年の回顧と2013年の展望】
2012年は当社にとって大変に厳しい一年であった。欧州の金融危機による景気低迷が中国をはじめ新興国に波及し、当初見込んでいたアジアの需要回復が大きく遅れた。当社グループの業績も、2011年秋以降の低迷から脱却できていない。
2013年は、一般的には米国の「財政の崖」の危機が回避され、中国経済は旧正月明けに素材の在庫調整が進み景気が好転、また欧州経済も緩やかに回復し、全体としてみれば世界経済はゆるやかに回復するといわれている。しかし、日本は中国問題を抱え、円高の定着による海外品の流入、エチレンセンターの稼働率低下など、昨年と同様、依然として厳しい事業環境が継続すると言わざるを得ない。
【中期経営計画「APTSIS 15」 STEP2の見直し】
このような事業環境を踏まえ、現在、中期経営計画「APTSIS 15」 STEP2の見直しを実施している。2013年は「APTSIS 15」 STEP2の初年度に当たり、これを達成するための重要な施策は、@汎用製品の高機能化 Aグローバルな事業展開 B三菱ケミカルホールディングスグループ各社とのシナジー深化 C創造事業・成長事業群の早期実績化 D固定費の削減、が柱と考えている。経済・社会の環境変化に対応すべく、実行・実現のスピードをさらに加速させなくてはならない。
【グループ従業員に望むこと】
社長就任の際、私は皆さんに、@一流のプロになってもらいたい A知識と知恵のバランスを磨いてほしい B安全・安定操業の維持、コンプライアンスの堅持 C有言実行の実践、の4点をお願いした。この思いは今も変わらない。特に、メーカーにとって、安全・安定操業の維持継続は事業活動の土台であり、永遠に取り組むべきテーマだ。
現在当社が直面している苦境、そして求められている変革は、小手先の、その場しのぎの対応で乗り切れるものではない。各々の持ち場で愚直に行動することが肝要である。私も改革と成長促進に全力で取り組む所存だ。今年も共に頑張りましょう。
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