| 平成24年4月2日 |
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| 三菱化学株式会社 社長 石塚 博昭 2012年入社式挨拶(要旨) |
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| 三菱化学株式会社 |
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【時代を力強く切り拓く大きな力、それが「化学」】
日本経済を取り巻く環境、とりわけ化学工業の置かれた状況は大変厳しい。曙光が射してきたとはいえ、欧州債務危機や中東諸国を巡る情勢、原油・ナフサ価格の高騰等が相俟って、まだまだ混迷状態にあると言わざるを得ない。一方、資源の枯渇や食料・水不足の問題、温暖化や生物多様性の問題、環境破壊等、人類の存亡にかかわる大きな問題にも直面している。我々は、「地球と人類の存続=持続可能性」という壮大なテーマを、現実のものとして捉え、時代を力強く切り拓く大きな力が「化学」の力であると信じ事業活動を行っている。
【グループの協奏に向けて】
現在、この4事業会社体制の下、各社それぞれの事業を、また各社間のシナジー追及すなわち「協奏」の実現に向けて、技術・営業・RD・開発等々様々な切り口で積極的な交流を図っている。皆さんは、三菱化学の採用という形で入社したが、三菱ケミカルホールディングスグループの一員なのだ、という意識を持って仕事に取り組んでいただきたい。
【真のグローバル化・多様化を目指して】
今から25年程前、私はナイロン樹脂の製造・販売会社を設立するために台湾に赴任した。時代はちょうどバブルの絶頂期で、日本の常識は世界の常識、日本の経営手法は世界の標準だと持て囃されていたが、実際仕事を始めると日本の常識が全く通じない。つまり、台湾には台湾の常識があることを強く思い知らされた。海外でビジネスを成功させるには、その国の文化・歴史を学び、民族への理解を高め、価値観を共有させることが必要で、それこそが真のグローバルセンスを身につけることなのだと気付かされた。皆さんも、一人ひとりの個性を大いに発揮しながら、「多様性」をも肌で理解した、真にグローバルに活躍する人材へと成長していただきたい。
【新入社員へのメッセージ 〜人間万事 塞翁が馬〜】
「人間万事 塞翁が馬」。
この故事の教えているのは、「人生には幸せの状態と不幸な状態が交互に巡ってくるので、幸不幸は予測がつけられず、定まりがたい。」という思想に他ならないが、しかし、このさりげない故事の意味するところは、もっと深い解釈があると思う。それは「目の前で起きたことには、どんなに困難でつらくても目を背けず、考え抜いて諦めずに為すべきことを全力で進めれば、必ず道は開け局面を変えることができる。また一方で、物事が順調な時こそ、最悪の事態を想定してそれに備えなければならない。」ということである。これからの会社生活あるいは長い人生の中で色々な困難な事態に直面することと思うが、是非この「人間万事 塞翁が馬」を教訓として乗り切ってほしい。 |
| 以上 |
| (ご参考:出席新入社員数 101名) |
| [本件に関するお問い合わせ先] |
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三菱化学株式会社 広報室
TEL 03-6414-3730 |
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