平成18年11月28日 |
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タイ・PTTフェノール社へのビスフェノールA生産技術ライセンス供与について |
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三菱化学株式会社 |
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三菱化学株式会社(本社:東京都港区、社長:冨澤 龍一)は、このたびPTTフェノール社(本社:タイ・バンコク、President:Vites Visanuvimol)との間で、当社のビスフェノールA(以下「BPA」)生産技術のPTTフェノール社への供与に関して合意に達し、本年10月2日に契約調印いたしました。
具体的には、PTTフェノール社がタイ・ラヨン県・マプタプット工業団地で2009年 より生産開始予定のBPA製造プラント(15万トン/年)に関して、当社が、同社に対して、BPAの生産技術ライセンスを供与いたします。
また、当社は、同プラントにて生産されるBPAの一部を引き取り、当社グループのアジアにおけるポリカーボネート樹脂(以下「PC樹脂」)の製造拠点に原料として供給する予定です。
当社は、フェノール、BPAからPC樹脂に至るプロダクトチェーンを集中事業のひとつと位置付け、本年5月に発表した黒崎事業所におけるPC樹脂設備増設の決定や中国におけるBPA・PC樹脂新設の検討など積極的に事業展開を行っています。とりわけBPAの生産技術は、同事業を支えるキーテクノロジーのひとつとして長年にわたり開発をすすめてきており、独自に開発した高性能触媒と製造プロセスを基に、高い品質とコスト競争力を可能とするコア技術として確立しています。
当社は、今回の計画により、当社グループの重要なアジアの製造拠点においてコスト競争力の高いBPAの供給を安定的に受けることができ、同事業の基盤を一層強化することが可能となります。当社は、今後も成長するアジア市場を中心にPCチェーン事業を積極的に展開してまいります。
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以 上 |
[本件に関するお問い合わせ先] |
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三菱化学株式会社 広報・IR室
TEL 03-6414-3730 |
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