掲載されているニュースについてのお問い合わせ先
三菱ケミカルホールディングス 広報・IR室 電話:03-6748-7140

ニュースリリース
過去のリリース
ダウンロード
ニュースリリース
ニュースリリース 2006
平成18年5月30日
三菱化学と米国UDC社が塗布型リン光有機EL材料の共同開発で合意
三菱化学株式会社
株式会社三菱化学科学技術研究センター
ユニバーサルディスプレイコーポレーション
 三菱化学株式会社(本社:東京都港区、社長:冨澤 龍一、以下「MCC」)、株式会社三菱化学科学技術研究センター(本社:東京都港区、社長:小林 喜光、以下「MCRC」、MCC100%出資)及び米国のUniversal Display Corporation(ユニバーサルディスプレイコーポレーション、以下「UDC」、本社:米国ニュージャージー州 社長兼COO: Steven V. Abramson)は、このたび塗布型リン光有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)を共同で開発することを基本合意しました。

 有機ELは、次世代ディスプレイの一つとして期待されており、電流を流すと自ら発光するため、液晶のようにバックライトを必要とせず、原理的には紙のように薄くてフレキシブルなディスプレイを実現することができます。また、斜めから画面を見る際の鮮明さを表す視野角が広く、画像の応答時間も液晶の一千分の一と速いなどの特徴があります。現在は携帯電話、カーオーディオ、携帯型音楽プレーヤーなどの表示画面に使われていますが、将来は液晶やプラズマに並ぶ薄型ディスプレイ用途や、照明分野への応用も期待されています。

 今回共同開発する有機EL材料は、リン光による高発光効率化と塗布プロセスによる低コスト化が期待されており、従来の蛍光型有機ELよりディスプレイの大型化に適した技術と有望視されています。MCCグループは、ディスプレイの大型化につながる世界最高効率の青色塗布型有機EL素子の開発に成功するなど、有機ELの研究開発に関し、世界トップレベルの技術力を有しています。また、UDC社は、特にリン光を用いた有機ELに関し世界有数の特許を保有しており、自社やこうした共同開発を通じて赤、緑、青色有機EL素子の性能を大幅に向上させ続けている同分野でのリーディングカンパニーです。

[三菱化学 常務執行役員CTO/三菱化学科学技術研究センター 社長 小林 喜光]
「有機EL技術の世界的リーディングカンパニーであるユニバーサルディスプレイ社との共同開発合意は、塗布型有機EL材料開発における大きな意味ある一歩だと考えています。MCCグループの中期経営計画「革進−Phase2」では、ディスプレイ向けの新規材料開発を5つの重点研究開発の一つとして位置付けており、今回の共同開発合意により、この目的が早期に達成されることを期待しています。」

[ユニバーサルディスプレイ社 社長兼COO Steven V. Abramson]
「三菱化学社の有機EL及びインクフォーミュレーション技術と、ユニバーサルディスプレイ社の有機ELリン光技術(PHOLEDTM)とをベースにすることで、更に革新的な材料を開発できることと考えております。世界的化学会社である三菱化学社の塗布型有機EL実現への強い意欲と決意は、この分野には大きな市場が存在していることを示しており、今回の合意に拠り、塗布型リン光有機EL技術(ユニバーサルディスプレイ社ではP2OLEDsTMと呼んでいる)の開発が加速されることを期待しております。」

今後3社は、それぞれの技術・知見を持ちよることにより、これから急成長が見込まれる大型有機ELディスプレイ市場を視野に入れて、塗布型リン光有機ELの開発を加速させてまいります。
[本件に関するお問い合わせ先]
三菱化学株式会社 広報・IR室
TEL 03-6414-3730
株式会社三菱化学科学技術研究センター
TEL 045-963-3011
ユニバーサルディスプレイコーポーレーション
TEL +1-609-671-0980
内線 206  Janice K. Maho

back to top