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ニュースリリース 2006
平成18年1月16日
ヘルスケア3社の統合へ向けての検討開始
株式会社三菱ケミカルホールディングス
株式会社三菱化学ビーシーエル
株式会社三菱化学ヤトロン
株式会社三菱化学安全科学研究所
株式会社三菱ケミカルホールディングス(以下「MCHC」、本社:東京都港区 社長:冨澤 龍一)のヘルスケア分野に属するグループ会社である、株式会社三菱化学ビーシーエル(以下「MBC」、本社:東京都板橋区 社長:佐川 直敏)、株式会社三菱化学ヤトロン(以下「MKI」、本社:東京都新宿区 社長:吉富 敏彦)及び株式会社三菱化学安全科学研究所(以下「MSI」、本社:東京都港区 社長:河合 宏)の3社は、今般統合の検討を開始することで基本合意いたしました。統合の時期は2006年10月を目標としておりますが、統合形態等の詳細は今後検討してまいります。

1. 事業環境
 近年、医薬・医療業界を取り巻く環境は激しく変化しており、これまでそれぞれの分野で、特長のある技術・製品で確固たる地位を築いてきた3社にとっても、今後変化に応じた機敏な対応が必要になると予想されます。
 医薬品の安全性向上が強く求められている一方で、診断検査が果たす役割もますます大きくなると予想されており、個々人の体質や体調をよく知り、すこしでも個々人の状況に応じた医療、いわゆる「テーラーメイド医療」の実現へ向けて、官民ともに様々な取組みがなされております。将来的には、個々人に最も適した治療法を選択するための診断検査などが実現され、医薬品と診断検査が協同して開発される時代が到来することが考えられています。
 また、政府は「健康フロンティア戦略」の施策において、国民一人一人が生涯にわたり元気で活動的に生活できる社会の構築を目指しており、健康寿命を伸ばすための「予防」が今後ますます重要なキーワードとなってまいります。
 このような事業環境の中、MCHCは、中期経営計画「革進−Phase2」の中で、ヘルスケアを3つの重点事業分野の一つとして位置付け、その成長戦略に関する具体的方策についてグループ各社と検討してまいりました。その結果、事業環境の変化に柔軟かつ機動的に対応し、成長機会を的確に捉えていくためには、3社の相乗効果をより発揮できる体制が望ましいと判断し、後述する事業戦略方針に沿って、3社統合の検討を開始することといたしました。

2. 統合の目的:
 MBC、MKI及びMSIの3社は、これまでもグループ企業として、連携して事業運営をしてまいりましたが、各社で蓄積した経験、技術やノウハウを融合させ、「テーラーメイド医療」の実現や「予防」を軸とした健康増進への貢献を通して新たな事業機会の拡大を図るべく、3社統合の検討を開始いたしました。戦略的には、以下の事項を実現してまいります。

(1)現行ビジネスの強化
 現行各事業を相乗的に強化し、拡充を図ってまいります。具体的には;
  1) MBCの臨床検査事業とMKIの体外診断用医薬品・機器事業を統合することで、診断検査に関して総合的な提案が可能となります。
  2) 創薬支援においては、MSIは主として非臨床試験を、MBCでは臨床試験の受託を行っておりますが、両事業を統合することによって、非臨床試験から臨床試験・市販後調査までの一貫した受託サービスの提供が可能となります。
  3) 新社業務を統一的にシステム化し、事業の体質強化を図ってまいります。

(2) 「テーラーメイド医療」や「予防」などの新規事業への展開
 統合後はR&Dを一元化し、製薬企業と医療機関とを診断検査でブリッジできる体制を目指します。さらに、臨床検査、診断薬開発及び安全性試験で3社が培ってきた経験、技術やノウハウをMCHCのR&Dと強力に連携させてまいります。それら諸施策を推進することにより、「テーラーメイド医療」及び「予防」分野での新規事業に進出してまいります。例えば、「予防」分野の新規事業としては、MCHCグループで実施されているプロテオミクス*1、メタボロミクス*2や糖鎖工学*3等のR&Dと、3社で蓄積した技術やノウハウを組合せ、「予防」の指標となりえる診断マーカー*4の取得等を想定しております。

*1 プロテオミクス ---
ある生物種、その組織、ある状態の細胞など、様々な生物学的な系において存在しているタンパク質の総体(プロテオーム)を扱う科学分野。例えばがん細胞と正常細胞のプロテオームを比較することにより、がん化の原因や治療方法を研究することに用いられる。
*2 メタボロミクス  ---
生体内の代謝物質を網羅的に解析すること。核酸、アミノ酸、糖、脂質など代表的な低分子生体内物質の増減を網羅的に解析することで、薬効や疾患あるいは副作用に関連する新しいマーカーが発見されることがある。
*3 糖鎖工学---
糖鎖を扱う学問。生体内のタンパク質や脂質には糖が結合している場合が多いが、生理活性を示すために重要な働きをしている例があり、医薬品や診断検査への応用が期待されている。
*4 診断マーカー---
疾患の程度や健康状態を定量的に把握するための、科学的な指標のこと。例えば血糖値は糖尿病の診断マーカーとして使用されている。

以 上 
[本件に関するお問い合わせ先]
株式会社三菱ケミカルホールディングス 広報・IR室
TEL 03-6414-4870
株式会社三菱化学ビーシーエル 総務人事部
TEL 03-5994-2153
株式会社三菱化学ヤトロン 総務部
TEL 03-5206-2600
株式会社三菱化学安全科学研究所 経営企画室
TEL 03-3454-7571

(ご参考) 別紙---3社会社概要
 
別紙

[3社会社概要]

株式会社三菱化学ビーシーエル
(1) 設立年月 1975年4月
(2) 資本金 566百万円
(3) 株主構成 三菱化学株式会社 94.2%他
(4) 売上高
(2005年3月期)
46,143百万円(単独)、52,238百万円(連結)
(5) 従業員数 2,350人(連結)(2005年3月31日現在)
(6) 主な事業・製品 臨床検査、治験、食品衛生検査、各種検査サービス事業、ドーピング検査
 
株式会社三菱化学ヤトロン
(1) 設立年月 1962年6月
(2) 資本金 300百万円
(3) 株主構成 三菱化学株式会社 86.3%他
(4) 売上高
(2005年3月期)
11,890百万円(単独)、12,269百万円(連結)
(5) 従業員数 406人(連結)(2005年3月31日現在)
(6) 主な事業・製品 体外診断用医薬品、体外診断用機器、研究用試薬
 
株式会社三菱化学安全科学研究所
(1) 設立年月 1977年11月
(2) 資本金 300百万円
(3) 株主構成 三菱化学株式会社 100%他
(4) 売上高
(2005年3月期)
7,473百万円(単独)、10,072百万円(連結)
(5) 従業員数 734人(連結)(2005年4月1日現在)
(6) 主な事業・製品 医薬・農薬・食品添加物・化粧品・化学品等の安全性に関わる受託研究
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