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ニュースリリース 2003
平成15年4月25日
三菱化学生命科学研究所のミッション見直しと研究リーダーの公募について
三菱化学株式会社
株式会社三菱化学生命科学研究所
 三菱化学株式会社(以下三菱化学、本社:東京都千代田区、社長:冨澤龍一)及び株式会社三菱化学生命科学研究所(以下L研、本社:東京都千代田区、所長:永井克孝)は、三菱化学グループのライフサイエンス、特にヘルスケア事業の強化に資する疾病治療の進歩に役立つ基礎研究を加速させるため、L研のミッションを見直し、その一環としてこのほど研究リーダーを別紙の要領で新たに公募することとしました。

 L研は、1971年(昭和46年)に設立されて以来、32年間わが国のライフサイエンス基礎研究のパイオニアとして多くの学術的成果を収めてきました。昨今のライフサイエンス研究は、ヒトゲノムの解読に続き、プロテオミクス、グリコミクスなどを中心とするポストゲノム時代への対応に向け、世界的に急速な展開を示していますが、L研は、この分野においても豊富な知識と技術の蓄積を有しています。
 一方、三菱化学グループは、2003年4月からスタートさせた新中期経営計画「革進プラン」において、創薬事業を中核とするヘルスケア事業分野を経営の3本柱のひとつとし、事業の強化・拡充を目指す中で、L研を三菱化学グループのライフサイエンス事業、特にヘルスケア事業を支える中核的基礎研究機関として明確に位置づけました。L研は、1971年(昭和46年)に設立されて以来、32年間わが国のライフサイエンス基礎研究のパイオニアとして多くの学術的成果を収めてきました。昨今のライフサイエンス研究は、ヒトゲノムの解読に続き、プロテオミクス、グリコミクスなどを中心とするポストゲノム時代への対応に向け、世界的に急速な展開を示していますが、L研は、この分野においても豊富な知識と技術の蓄積を有しています。

 これに基づきL研では、研究体制・研究テーマを見直し、今後、「疾病治療の進歩に役立つ基礎研究」を中心に展開していきます。L研は、設立以来、脳神経分野、発生・再生および免疫分野の優れた研究業績と、糖鎖合成や無細胞蛋白質合成などポストゲノム時代を支えるライフサイエンス技術等のユニークな研究基盤技術を蓄積してきました。2004年4月からは、今回の公募による新たな活力・成果を融合して、ヒト疾病の病因・病態を、分子レベルで明らかにする基礎研究を積極的に推し進めることにより、創薬ターゲットに結びつく発見、疾病の新たな診断・治療の進歩を加速させる成果の獲得を目指していきます。

三菱化学は、今後ともCenter of ExcellenceとしてのL研の地位を確固たるものとしていきます。今回新たに加わる研究リーダーと共に独創的でインパクトのある高度な成果を目指すとともに、当グループのヘルスケア事業を通じ、ライフサイエンス分野での社会貢献を果たしていきたいと考えています。

 なお、公募の概要は別紙の通りですが、詳細はL研ホームページ(http://www.mitils.co.jp)をご覧下さい。
以 上 
[用語解説]
プロテオミクス
生命の体を作る遺伝情報(青写真)全てがゲノムと呼ばれるように、体を作る全てのタンパク質をプロテオームと呼ぶ。プロテオミクスは、プロテオームを解析する技術 ・学問分野の総称である。遺伝情報から読みとられたタンパク質は、それだけでは機能することはなく、立体構造をとったり、糖鎖やリン酸、脂質などが付加される修飾がかかって、他のタンパク質との相互作用が起こり体の維持を担っている。
また、体の中の臓器ごと、成長や老化の過程で時間とともに使われているタンパク質の種類も変化する。このようなタンパク質の働きを調べることは、ゲノム情報の解読が完了した現在、ポストゲノム計画として解析が進められている。

グリコミクス
生命の体を作る主要な成分として、核酸、タンパク質の他に糖がある。体を作る糖は9種類あり、これらが連結した鎖を成すので糖鎖と呼ばれる。体を作る糖鎖の構造と働きを調べる技術・学問分野をグリコミクスと呼ぶ。糖鎖はタンパク質や脂質と結合して細胞膜を形成している。ヒトのABO式血液型が糖鎖の違いによることは有名である。糖鎖は蛋白質の機能の調節にも重要な働きをしていると考えられているが、詳しいことはほとんど理解されていない。プロテオミ クスがポストゲノム解析と呼ばれるのに対してポスト・ポストゲノム解析とも言われている。

[本件に関するお問い合わせ先]
三菱化学株式会社 広報・IR室
TEL 03-3283-6274

参考資料

 三菱化学生命科学研究所では、2004年度から厳選された10数テーマの研究を展開するに当たり、下記の要領で研究リーダーを募集します。


1. 募集期間  平成15年5月1日〜6月30日
2. 募集する研究の領域  
次の3研究領域における「疾病治療の進歩に役立つ基礎研究」
(1) 心の健康に関連しては、精神・神経系の疾病(具体例:アルツハイマー病、統合失調症、うつ病、精神発達遅滞等)の克服を目指し、脳神経活動の解明ならびにその機能不全の機構解明を行う研究
(2) 体の健康に関連しては、循環器系・代謝系臓器の機能異常でもたらされる疾病(具体例:脳梗塞、心筋梗塞、動脈硬化、糖尿病等)の克服を目指し、これらの組織・臓器の機能的構築の解明およびその機能不全の機構解明を行う研究
(3) これらの疾病の克服に資する画期的なライフサイエンス技術(具体例:糖蛋白質や膜蛋白質の構造・機能解析等)、疾病を理解するためのゲノム機能解析やゲノム操作に関わる研究
3. 募集する研究リーダーの数 10数名
4. 研究チームの構成
研究目的達成のため、次のいずれかであること
(1) 研究リーダーのもとに一つのチームを編成
(2) 研究リーダーのもとに分担研究者を置き、複数のチームを編成
5. 研究費 
年間5千万円〜2億円/研究(人件費、研究用消耗品費、機器・設備費等)
6. 審査方法
外部学識経験者を含む専門委員から構成されるレビューボードにおいて、提出書類を重要な審査資料として純粋に学術的評価等の審査を加え、その後の面接等を経て、採択を決定します。
7. 特許 
知的財産は三菱化学社に帰属 (但し、発明者への実績報奨制度あり)
8. 研究期間 
5年の任期制 (但し、契約期限前に審査の上、研究継続の可能性あり)
9. 研究開始時期 平成16年4月1日
10. 応募要領
L研ホームページ(http://www.mitils.co.jp)に掲載されている応募用紙に研究リーダーが必要事項を記述の上、「応募書類在中」と朱筆して、次に郵送。
〒194-8511 東京都町田市南大谷11号 三菱化学生命科学研究所 公募事務局
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