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ニュースリリース 2002
平成14年10月15日
タンク保管PCBの無害化処理に係る処理施設設置許可申請書の提出について
三菱化学株式会社
四日市事業所
 三菱化学株式会社四日市事業所(四日市市東邦町1番地、事業所長 権田隆康)では、当事業所内の2基のタンクで保管中のポリ塩化ビフェニール(PCB)を無害化処理するため、本日、三重県に対して処理施設設置のための「産業廃棄物処理施設設置許可申請書」を提出しました。  なお、本件処理計画につきましては、昨年9月12日に計画の概要を発表いたしましたが、このたび、処理計画の詳細が決まり、上記申請を行うこととなったことから改めてご連絡申し上げるものです。

1. タンク保管PCBの無害化処理に至る経緯

 当社四日市事業所にあっては、昭和44年(1969年)から同47年(1972年)にかけて当時の三菱モンサント化成株式会社(昭和27年1月に当社と米国モンサント社との合弁により設立。平成4年10月に当社が吸収合併)が合計2,455トン(国内総生産量の約4.2%に相当)のPCBを製造し、出荷いたしました。
 その後、同社ではいわゆる「カネミ油症事件」の発生に伴い昭和47年3月、国の行政指導を受けてPCBの製造を中止するとともに、出荷したPCBのうち、回収を指導された熱媒体向け出荷分のほぼ全量を回収いたしました。
同社は、回収したPCBやPCB使用設備等の洗浄に使用した灯油など、あわせて968トン(PCB濃度約50%)を同社四日市工場内に設置した専用タンクに保管し、その後、同社を合併した当社が現在まで保管を継続してまいりました。
 当社では、長年にわたり、このタンク保管PCBをいかに安全確実に無害化処理するかの検討を重ねてきましたが、今般、処理計画の詳細が決定したことから、三重県に対して、タンク保管PCBの処理施設設置のための「産業廃棄物処理施設設置許可申請書」を提出いたしました。
2. 処理計画の内容

(1)処理施設の概要
  [1]設置予定場所 : 当社四日市事業所塩浜地区のほぼ中央に設置します。
  [2]敷地面積 : 約3,000m2(東西約50m、南北約60m)
  [3]敷地内主要設備 : 処理装置建屋、運転管理棟、排水処理設備、排ガス処理設備
  [4]総事業費 : 約25億円

(2)処理装置の概要
  [1]装置の名称 : プラズマ分解法装置4基
  [2]処理能力 : 約120Kg/時間(1基あたり約30Kg/時間)
  [3]装置の設置場所 : 建屋(床面積約300m2)内に収納

(3)処理工程の概要
  [1]PCBの分解
     アーク放電により超高温のアルゴンプラズマを発生させ、そこに液体状のPCBを吹き込み、約 3,000度の高温下でPCBを瞬時に分解します。(当社が採用する「プラズマ分解法」では、PCBを99.9999%以上分解できます。)
  [2]生成物の回収と浄化処理
     PCBは分解後、一酸化炭素、二酸化炭素、塩化水素ガス、水素ガス、水蒸気になりますが、これらは食塩、炭酸塩として固形化回収したり、フィルターや活性炭処理によって浄化します。なお、排水については浄化処理した上でプロセス水として再利用するため、外部へは排出しません。

(4)処理開始予定時期 :平成16年初

(5)処理実施期間    :処理開始後約1年
3. 今後の取り進め年

(1)本申請に対する三重県の許可を受けた後、処理施設の建設に着手いたします。

(2)着工後約6ヶ月で施設を完成し、試運転の後、本格的な処理を開始します。
以 上 
[本件に関するお問い合わせ先]
三菱化学株式会社 四日市事業所 総務グループ
TEL 0593-45-7001

PCBの無害化処理

<PCBの無害化処理>

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