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ニュースリリース 2002
平成14年4月3日
日本で最初の生命倫理・医療倫理・医療倫理分野がテーマのシンクタンクを設立
三菱化学株式会社(本社:東京都千代田区、社長:正野寛治。以下「三菱化学」という。)及び株式会社三菱化学生命科学研究所(本社:東京都千代田区、所長:永井克孝。以下「生命研」という。)は、日本では最初となる民間の生命倫理・医療倫理・医療政策のシンクタンク、株式会社 科学技術文明研究所を設立し、4月1日に発足いたしました。
生命研は、昭和46年に設立され、生命科学に関する基礎研究を中心に置いた、日本でもユニークな研究機関として30年にわたって活動を続けてまいりました。
生命研内で生命倫理や科学技術政策について研究活動を行っている科学技術文明研究部・社会生命科学研究室は、生命研の初代所長である故江上不二夫博士の「生命科学は自然科学ばかりではなく社会科学をも含むべき」という構想のもとに、テーマを生命科学の発展に伴って生じる社会的諸問題を総合的に分析し考察するための研究室として置かれ、バイオテクノロジーや現代医療の社会的倫理的問題を研究対象として活動を続けてまいりました。生命倫理分野のみならず、環境問題など、科学技術の進歩と社会の意思形成をテーマにした研究活動のパイオニアとして、多くの実績を上げてまいりました。
生命科学の時代と言われる21世紀に入り、ライフサイエンスの分野で倫理観・生命観からの判断が多く求められる時代となり、倫理分野の社会的重要性も増してきたこと、また、三菱化学が医薬品やバイオテクノロジーの分野を強化していくのに際し、生命観やさまざまな価値観と技術との係わりの重要性を認識しており、非実験系分野の研究の拡充と成果の社会的貢献も重要と判断し、同部を分社化し、独立のシンクタンクとして生命研100%出資の株式会社で発足させることといたしました。
日本では生命倫理は学問としてまだ成長段階であり、当面はこれまでに蓄積した情報の体系化と研究者育成に力点を置きますが、近い将来には、生命倫理・医療倫理・科学技術政策における各種研究の受託、コンサルティング業務を開始する計画です。
欧米では、既に民間の生命倫理研究機関による研究成果が、自然科学分野の研究活動、医療・研究に関する政策に大きな影響を与えています。今回の民間初の生命倫理研究機関も、これまで生命研で培ってきた研究成果の蓄積をもとに、技術と倫理との調和という近未来社会が直面するテーマに対して挑戦して行きます。生命研に続く、日本における全く新しい分野での民間レベルでの研究活動を立ち上げることは、大きな意義があるものと考えております。
研究機関の概要は下記の通りです。
(1) 名 称
:
株式会社 科学技術文明研究所
(2) 資本金
:
1,000万円(生命研100%出資)
(3) 本 社
:
神奈川県川崎市麻生区万福寺1−1−1(新百合が丘シティビル)
(4) 目 的
:
生命倫理等に関する研究受託
(5) 社 長
:
米本 昌平(生命研 科学技術文明研究部長)
以 上
[本件に関するお問い合わせ先]
三菱化学株式会社 広報・IR室
TEL 03-3283-6274
株式会社三菱化学生命科学研究所 情報発信部
TEL 042-724-6248
ご参考
外国における生命倫理・医療倫理の研究体制例
分野
研究機関名
国
研究・サービス内容
生命倫理
ナッフィールド財団
ジョージタウン大学ケネディ・センター
ヘイスティングスセンター
英
米
米
生命倫理の研究レポート作成
文献収集・研究成果の発表・政策提案
同 上
医療倫理
ウェルカム・トラスト
各大学の講座・研究機関
英
米
医療倫理・医学史の支援サービス
人材育成
米本 昌平 略歴
1946年7月12日生
1972年3月
京都大学理学部(生物化学専攻)卒業
1976年4月
(株)三菱化成生命科学研究所(現三菱化学生命科学研究所)入所
1989年4月
(株)三菱化成生命科学研究所 社会生命科学研究室長
1999年4月
(株)三菱化学生命科学研究所 科学技術文明研究部長
2002年4月
(株)科学技術文明研究所所長(現在)
主な役職
経済産業省 産業構造審議会地球環境部会委員
信州大学医学部客員教授
東京医科歯科大学客員教授
臨時脳死及び臓器移植調査会(脳死臨調)参与('90年6月〜'92年2月)
日本産婦人科学会倫理審議会委員長
東京大学先端科学技術研究センター客員教授('98年6月〜'01年5月)