| 平成11年09月03日 |
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| ヒト遺伝子機能解析を目的とするベンチャー企業の設立について |
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三菱化学株式会社
吉富製薬株式会社
協和発酵工業株式会社 |
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三菱化学(本社:東京都千代田区、社長:正野 寛治)は、全額出資の株式会社三菱化学生命科学研究所(本社:東京都町田市、社長:三浦 昭)の研究成果を技術基盤として、ヒト遺伝子機能解析を主目的とする研究開発型ベンチャー企業を発足させることとし、本年9月2日付で、吉富製薬(本社:大阪府大阪市、社長:鎌倉 昭雄)、協和発酵(本社:東京都千代田区、社長:平田 正)とともに、株式会社ジェンコムを設立致しました。(株)ジェンコムは、基盤技術研究促進センターの研究開発型企業出資制度による公的資金の導入について、9月中旬にも申請手続きを行う予定にしております。
(株)ジェンコムは、実験動物の遺伝子組み換え及び蛋白質・蛋白質相互作用解析によるヒト遺伝子機能解析の受託研究並びにヒト型モデルマウスの作出を事業目的とし、製薬会社、公立・民間研究所、化学会社等に対し営業活動を行います。
現在各国で進められているヒトゲノムのDNA配列解析は、21世紀初頭にも完了する見込みであり、ゲノム科学の焦点は、ゲノム、遺伝子の構造解析からそれらの機能、ネットワーク解析へと移行しつつあります。大量のゲノム、遺伝子の構造情報も、機能解明によって初めて産業分野への波及効果をもたらすと言っても過言ではなく、熾烈な国際的競争が展開され始めています。
(株)ジェンコムは、ヒト遺伝子機能やヒト遺伝子ネットワークに関する情報及びヒト遺伝子を組み込んだいわゆるヒト型モデル動物を提供していきますが、これにより、21世紀の創薬における新しい手法が開発されることが期待されます。例えば、疾患治療の標的分子の確認や、ヒト疾患に極めて近いモデル動物の作成が容易となり、新薬開発が格段に効率化されることが期待されます。また、新薬開発に伴う数々の評価試験に加え、化学品の内分泌攪乱性、ガン原性等に対する新しい手法を提供するなど、21世紀の健康・環境産業の発展に対して貢献していけるものと考えています。
(株)ジェンコムは、三菱化学生命科学研究所の基盤技術を用いて設立される初めてのベンチャー企業であり、これまでの同研究所の生命科学に係わる技術の蓄積が今後幅広い分野で活用されることとなります。
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[新会社の概要]
| 1. |
社 名 |
株式会社ジェンコム (GenCom Co.) |
| 2. |
本 社 |
東京都町田市南大谷11号 |
| 3. |
社 長 |
小林 利克(前職:(株)三菱化学生命科学研究所副所長) |
| 4. |
設 立 |
1999年(平成11年)9月2日 |
| 5. |
資 本 金 |
1億円 |
| 6. |
株 主 |
| 三 菱 化 学(株) |
66.7% |
| 吉 富 製 薬(株) |
16.7% |
| 協和発酵工業(株) |
16.7% |
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| 7. |
事業内容 |
・実験動物の遺伝子組み換えと蛋白質・蛋白質相互作用によるヒト遺伝子機能解析受託
・ヒト型モデル動物の作出 |
| 8. |
従 業 員 |
約50人(予定) |
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| 以 上 |
| [本件に関するお問い合わせ先] |
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三菱化学株式会社 広報室
TEL 03-3283-6274 |
吉富製薬株式会社 社長室(広報担当)
TEL 06-6201-1696 |
協和発酵工業株式会社 広報部
TEL 03-3282-0980 |
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株式会社三菱化学生命科学研究所の概要
(株)三菱化学生命科学研究所は、1971年(昭和46年)、民間としては我が国初の基礎生命科学研究所として設立されて以来、数々の研究成果を上げてまいりましたが、その概要は以下の通りです。
| 1.設 立 |
1971年(昭和46年)6月 |
| 2.所 在 地 |
東京都町田市南大谷11号 |
| 3.社 長 |
三浦 昭(三菱化学(株)取締役会長) |
| 4.取締役所長 |
永井 克孝(理学博士、医学博士) |
| 5.資 本 金 |
2億5千万円(三菱化学(株)全額出資) |
| 6.所 員 |
総員約170名 |
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研 究 員
特別研究員
技 術 員
研 究 助 手
事 務 他 |
約60名
約35名
約10名
約45名
約20名 |
| 7.研究内容 |
生命科学に関する基礎研究
重点分野:脳神経、老化・発生、免疫 |
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