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ニュースリリース 1998
平成10年10月26日
抗糖尿病薬(開発番号MCC−555)の海外ライセンスについて
三菱化学株式会社
 三菱化学株式会社(本社:東京都千代田区、社長:三浦 昭)は、このたび、Johnson & Johnson社(本社:米国ニュージャージー州、会長:Ralph S.Larsen)に対し、次世代抗糖尿病薬として期待される「MCC−555」について、日本を除く全世界での独占的開発及び販売に係るライセンスを供与致しました。

 食生活や生活習慣の変化により糖尿病患者は世界的に増加しており、現在日米欧で26百万人、日本で4.6百万人といわれる患者数が、2007年には日米欧で35百万人、日本でも8百万人に達するとの予測もあります。更に糖尿病は網膜症、腎不全、末梢循環障害、神経症などの多彩な合併症を引き起こし、心筋梗塞及び脳梗塞の危険因子となることも確認されており、その予防、治療は各国において急務の課題となっています。

 当社は、抗糖尿病薬を当社医薬研究開発の重点分野の1つと位置付けて、研究を続けてきておりますが、今回Johnson & Johnson社にライセンスを供与致したMCC−555は、自社化合物であって、既に日本、英国で第1相臨床試験を終了しています。

 MCC−555等の次世代型インスリン抵抗性改善薬は、これまで使われていたスルフォニル尿素剤が直接膵臓にインスリンの分泌を働きかけるのに対し、血糖値のみでなくインスリン必要量をも低下させる作用をもつことから、膵臓の負担が少ないという特長があります。その中でもMCC−555は、これまで開発されたインスリン抵抗性改善薬に比べ幾つかの優れた特長をもっていることが動物データから示唆されています。

 インスリン抵抗性改善薬の市場は、全世界で4,000億円以上になるとの予測がありますが、本剤は次世代インスリン抵抗性改善薬として、上市後には世界的大型商品の地位を得ることが期待されます。

 Johnson & Johnson社は医薬を含む総合的ヘルスケア事業を世界的に展開しており、医薬品の売上では世界第5位の位置を占めております。世界中に医薬開発拠点と販売網を有しており、今回のライセンス供与に伴い、MCC−555を抗糖尿病薬事業分野での大型戦略製品として育成していく予定です。
以 上 
[本件に関するお問い合わせ先]
三菱化学株式会社 広報室
TEL 03-3283-6274


Johnson & Johnson社の概要

1.資 本 金 1,535M$
2.本  社 米国ニュージャージー州
3.会  長 Ralph S.Larsen
4.従業員数  9万人
5.事業概要 医薬品を含む総合ヘルスケア事業
6.売 上 高 22.6B$
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