| 平成10年3月19日 |
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| 大容量高速データ・ストレージ・システムの発売について |
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三菱化学株式会社
日本NCR株式会社
株式会社クボタ |
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三菱化学株式会社(本社:東京都千代田区、社長:三浦 昭)、日本NCR株式会社(本社:東京都港区、社長:田中 稀一郎)及び株式会社クボタ(本社:大阪府大阪市、社長:三井 康平)の3社は、従来大量データの長期保存に適していた光磁気ディスク(MO)オートチェンジャーを情報システムのデータ・ストレージ及びバックアップ用としても活用するためのコントローラー「Hyper Agent(仮称:ハイパー・エージェント)」を共同開発し、両者を組み合わせた大容量高速データ・ストレージ・システムを製品化いたしました。
マルチメディア時代の現代においては、企業や官公庁における情報システムのダウンサイジング、ネットワーク化が、急速に進行し、その結果として、データのサイズの膨大化、アクセス頻度の増加、保存期間の長期化、管理コストの増加等が起きてきております。
また、その一方で、例えば、災害や人為的ミスによるコンピューター障害の際の膨大なデータのバックアップ対応が社会的に大きな関心を呼んでおり、大容量データをいかに安全に長期保管し、低コストで運用するかの明確な提言が待たれております。
そうした各種ニーズに応えるべく、3社は共同開発を続けてまいりましたが、この度、MOオートチェンジャーとコントローラー「Hyper Agent」(価格:オープン)を組み合わせた大容量高速データ・ストレージ・システムを発売することと致しました。
今回開発した「Hyper Agent」を光磁気ディスク・オートチェンジャーとサーバーの間に接続し、「Hyper Agent」に内蔵された磁気ディスク装置をMOディスクのキャッシュとして活用することで、光磁気ディスクの交換時間を意識させずに大容量のハードディスクと同等の応答スピードを確保するよう工夫されています。
また全てのデータは、経年劣化の極めて少ない光磁気ディスクに自動書き込みされるため、記録媒体をオートチェンジャーから取り外してそのまま長期保管(アーカイブ)することも可能です。
従来の光磁気ディスクオートチェンジャーは光磁気ディスクの交換時間が数十秒から数分単位で発生するため、高速でデータをやりとりするネットワークサーバー用の記憶装置には不向きでしたが、本装置の使用により、大容量のネットワーク用データ・ストレージ・システムが低コストで実現できるようになります。
なお、本システムの主な特徴と適応例は別紙の通りです。
また、「Hyper Agent」の販売は三菱化学社が担当し、光磁気ディスク・オートチェンジャー(クボタ製)と組み合わせたセット商品として、大手システムメーカー等を経由し、本年4月より発売致します。
今後、日本NCR社及びクボタ社もそれぞれ三菱化学社から供給を受けての発売を予定しております。
「Hyper Agent」の設置及び保守は、日本NCR社の全国140ケ所のサービスセンターが担当します。これにより、大都市圏以外のユーザーも、安心して本装置を導入できます。
更に、日本NCR社のマルチベンダー・サポートを利用することにより、「Hyper Agent」が組み込まれた情報システム全体のトータル・サポートが可能になるなど、3社の協業によるトータル・ソリューションの提供を目指していきます。
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| 以 上 |
| [本件に関するお問い合わせ先] |
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三菱化学株式会社 記憶材料事業部
TEL 03-5484-3928 |
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1.「Hyper Agent」を利用したデータ・ストレージ・システムの主な特徴
(1)高信頼性
最終記録媒体として光磁気ディスクを採用しており、システム全体のアーカイブ特性が非常に優れていると共に、充実したエラーリカバリー機能を完備しております。また、コントローラー内蔵ディスクのミラー化及び無停電電源装置内蔵については、オプションで対応可能です。
(2)高速応答性
SCSI外付けディスクと同等のスピードで応答可能で、ディスクキャッシュのヒット率を大幅に高めました。
(3)低管理運用コスト
インストールが極めて容易で、またオートチェンジャーの制御を完全自動化し、システム設計の工数がほとんど不要である等、管理者のシステム管理の負担を大幅に軽減致しました。
(4)低環境維持コスト
MOメディアは高温に強く〜55℃で、また湿度〜85%で保管可能で、エアコンが不要です。
(5)省スペース
アーカイブディスクの保管庫をかねながら、100GBあたり0.3m3の容積で収納可能です。
2.主な適応事例
1)医療用画像、CAD図面、印刷原稿、報道写真、各種契約書類等、長期保管が重要である一方、ネットワークサーバーを介し即座に検索が必要な情報システムの構築の際、本装置を使用することにより大幅な工期の圧縮が可能になります。
2)2000年問題の対応等により情報システムの更新や変更をする際、過去の情報を手作業で光ディスクに書き換えるケースが急増しています。本装置はその自動化に有効であり、しかも2000年問題対応後の情報システムでも使用可能になります。
3)POSデータ、金融、流通システムなど情報が多く、かつ高速性、信頼性の要求される分野では高額の大型RAIDをバックアップ機として二重、三重に投資する必要がありましたが、本装置で代替することにより、大幅なコストダウンになります。
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